南三陸町はとても暑く、逃げようのない炎天の下、10時~15時の1000体の土のう作りは過酷でした。こまめに休みをとりつつも、ふうふう言いながらジャリジャリやりました。
牡蠣のいかだの重しにするための土のうは、砂利をたくさん詰めて作られているということを初めて知りました。というか、土のうを使うことすら、この前までは知りませんでした。
7月18日にお手伝いに来た時は、むしろ「お手伝い体験」でしたが、今日はなかなかホンモノでした。
大雪の日の配達が喜ばれるように、大変なことこそ喜ばれるもの。みんながんばりました。
今回、コープとうきょうの羽村センターから、わざわざ休みを利用して参加してくれた佐藤さん。
自分も何か出来ることがあればと思ってボランティア登録していたんです、とお話ししてくれました。
佐藤さんのお住まいは八王子。偶然ですが、八王子は僕が生まれた町でもあり、佐藤さんは、僕が2歳まで住んでいたところから自転車で10分のところにお住まいだそうです。東京都だけれど、結構遠いです。その遠さはよく分かります。何かしたいと思っていても、実際に行動はなかなか出来るものではありません。相当凄いなと思いました。
佐藤さんも炎天の下、みんなに混じって淡々と砂利詰めをしていました。みんな握力がなくなっていくほど厳しい作業だったのですが、佐藤さんは最後には「案外大丈夫でしたよ」と明るく笑っていました。翌日は石巻にある生協店舗へ、コンサート会場の設営作業をしに行く予定だそうです。
飾らない控えめな笑顔から、その気持ち、ホンモノだなぁと思いました。
稚拙な言葉だけれど、やっぱり凄いよ、と思いました。
出会えて良かったと思いました。
あの日から半年。
もう半年、まだ半年。
遠くで、近くで。
気持ちが行き交っていると感じます。
今日も、南三陸の海は穏やかでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿