8月25日(木)、山形県朝日町の産直りんごの産地、大谷果樹組合で、「めぞろえ会」がありました。
「めぞろえ会」とは、今年の出荷基準の認識をみんなでそろえよう、というもの。
今回のりんごは「つがる」です。
普通、生産者や農協などでは当たり前のことですが、ここでは、生産者、消費者(組合員)、生協の職員がみんなで立会い、意見を出し合い、理解しあい、時に歩み寄りながら、出荷の基準を決めるのです。共立社(山形の生協)の組合員さんが毎年参加しており、私も今回参加しました。総勢30~40名くらいでした。
今年は、どの果物もそうですが、春先の低温やこの間の曇天続きで生育が遅れていて、色付きが遅いです。また、冬には大雪で枝が折れ、7月11日には雹が降り、大変なことばかりです。産地の状況を生産者自ら丁寧に説明してくれました。
ほら、ここ雹があたったところ。
これらの状況を考慮しながら、産地からのお願いも聞きつつ組合員からも要望を出しあいました。
味さえ良ければ傷や色は問題ないよ、という意見の方もいれば、でも色は赤いほうがいいわ、と言う人もいる。一方、味は色だけじゃ言えないんだよ、いろんな品種の中でもつがるはおしりが青いほうがいいんだよと説明があったりと、みんな素直に言い合いました。
手にとって。
食べてみて納得。
あ、おいしい。
でも、まだ早いんだよ。もっとおいしくなるよ。
え~楽しみ~。
もうちょっと待っててね。
果物はこうして出来る。
こんな風に、こんな思いで、作られている。
やっぱり、知ることはその食べ物を一番おいしくする、最良の方法だと思いました。
知ることは大切にすることの始まり。
果物に限ったことではありません。僕はいつもそう思います。
みんな一生懸命知ろうとしていました。忘れないようにしていました。
だからこそ、ここが自分たちの産地になるのでしょう。
だからこそ、いつも手を抜かず(抜けず)、頑張ってりんごをつくるのでしょう。
そんな風に思いました。
続いて、畑を見に行くことになりました。
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