2011年8月17日水曜日

飛び玉スチューベン

果物には、その時しか見られない、見せない顔があります。


ぶどうが熟し始め、色付き始める様も、そのめったに見られない顔かもしれません。


ぶどうは、全体的にボワッと色づくのではなく、それぞれの玉がそれぞれに色付き始めます。
産地ではそれを「飛び玉」と呼びます。




秋田県十文字にある「こだわりぶどうの会」のスチューベン。
会のみなさんはとにかく味にこだわり、通常より1週間も長く樹にならせ、充分熟度、糖度を上げてから出荷しています。


まわりでは例年9月半ば過ぎから収穫が始まるのですが、こだわりぶどうの会では、今年は10月頭までじっくり樹にならせ収穫する予定です。


今年は雪害で枝折れも多く発生していて、そのため木の力のバランスが崩れ、樹が暴れたり、栄養が不足したりと、収穫減だけでなく、たくさんの課題があるそうです。


そんな中の「飛び玉」。順調に生育している証拠です。安心しました。




こだわりぶどうの会のスチューベン、とても待ち遠しいです。


今日畑を訪れた僕達がそう思ったように。


「また、こだわりぶどうの会のぶどうの季節になったのね。待ってたよ」と、毎年心待ちにしてもらえるように、また、新しいファンが一人でも多く増えるように、たくさんの人達に食べてもらいたいと思いました。

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