「水菓子」とは、果物のことを言います。
水ようかんやゼリーのことではありません。
全農みやぎの野菜ソムリエ熊谷さんが、僕のこの日記を見て、金色のまくわうりを持ってきてくれました。
まだ食べるにはちょっと早いそうで、今少し置いています。
お盆のお供えにあげるところもあるそうです。
熊谷さんのはたらきかけで、津波でハウスが壊滅した亘理のいちご農家の方に作ってもらったそうです。限られた場所と道具で何が出来るか、産地も、熊谷さんも懸命に考えています。
果物が「水菓子」と呼ばれていた頃、甘いものがとても貴重だった頃、きっと夏の主役だったのでしょう。
時間の流れの中で、もっとおいしいものが生まれて、忘れられていくものがあります。
忘れられる必然にあらがって食文化を残そうという思いと、再生への思いと。
片手にのるほどの小さな一つの果実には、多くの人の、いろいろな思いが込められています。
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