2014年2月25日火曜日

トマトのヒント② ~KAGOME TOMATO KITCHEN STUDIO~

再び、KAGOMEさんのトマトキッチンスタジオへやってきました。

前回は去年の10月でした。

もうあれから4ヶ月経ちました。あっという間です。

キッチンスタジオでは、すでに一品目の盛り付けがすすんでいました。

最初に供されたのは、トマト尽くしの前菜。

まずは左から。。。
トマトと釜揚げしらすのブルスケッタ。
サクッとしてジュワッとして、釜揚げしらすの塩味がぴったりでした。

トマトとブナピーの塩麹和え。
トマトとブナピー、カラフルビーンズを塩麹とおろしにんにくで和えてからオリーブオイルを一振り。
塩麹っておいしいですね。

トマトの洋風寿司 ポン酢仕立て。
ポン酢仕立ての酢飯は、アンチョビ入り。天才ですね。

左、ベイクドポテトのトマトチーズ。
ソテーしたトマトとカマンベールチーズを焼いたじゃがいもにのせたもの。新じゃがを使うところが憎いです。

右、トマトのおつまみピンチョス。
グリルしたトマトとズッキーニ、エビをピンで刺した一品。パーティや「家飲み」に、というご提案。シーンも浮かびます。

僕は今日、これに一番感動しました。
たっぷりトマトのポタージュ。

これ、絶対家で作ろうと思います。
今までのトマトメニューで、最も驚き、最も感動しました。
表現する言葉が見つかりません。

トマトとアボカドのサラダ ホットきのこソース。
女性に嬉しい「美レシピ」だそうですが、僕も嬉しかったです。

何やら次の準備も順調にすすんでいるようです。

今日のプロデューサー、吉田さん。

トマトときのこの焼きリゾット。
きのこのリゾットをトマトに詰めてグリルした焼きリゾット。
トマトの酸味は味に奥行きを与えてくれます。

さっき火にかかっていたのが出てきましたよ。
チキンのハーブ焼き フレッシュトマトソース。
カリッとソテーしたチキンにバジルとガーリック風味のフレッシュトマトソースが添えられていました。
メインに相応しい、大満足のひと品でした。

トマトとオクラときのこの冷製和風パスタ。
パスタなのに、めんつゆベース。すりおろしニンニクがぴったりでした。
パスタで最も細い、「カッペリーニ」というパスタでした。そうめんでも合うようです。
発想、技術、味、デザイン。完璧です。

トマトのコンポート。
トマトを白ワイン香るシロップに漬け込む、ももいろのトマトで作る春色のスイーツ。
素材の表現で季節の演出です。

おなじみ、トマト・オ・ショコラ。
ひな祭りやこどもの日を想定してのメニュー。
気が利くよなぁ。

オレンジ色のトマトが、「オレンジまこちゃん」。
不思議な甘みがあるトマトでした。
どうやら、βカロテンがその味わいの秘密のようです。

ピンク色のトマトが「ちいさなももこ」。

今回の目的は、僕らが感動することでした。

感動は時間の経過とともに、けっこうあっさり冷めるものです。

感動がのちのちまでずっと続くものって、人生でも数える程度なんじゃないだろうかと思うのです。

トマトは加熱が美味しい、って頭では分かっていても、それを伝えることの難しさに何度もぶつかると、そのたび感動で蓄えたエネルギーは削れていきます。

言葉を変えてみるなら、諦めというか、悟りというか、分かったような気になるというか、浅く薄っぺらな納得というか、開き直りというか、さじ投げというか。

だから、熱が冷めそうな頃に、自分たちを鼓舞するためにも、ここへやって来るのです。

なぜそこまでするのかと言えば、やっぱり美味しいからなんですね。
好きなんだろうなぁ。


愚直なまでに繰り返せば、何かヒントが見つかるような気がします。

そしてそれは、トマトだけじゃなく、いろんなことに通ずると思うのです。


時々は放り投げることもあるだろうけれど、休みながらも、なんやかんやと考えてはいたいと思います。


吉田さん、今日も感動しました。

ごちそうさまでした。


0 件のコメント:

コメントを投稿