以前からどうしても、と言われていたので、じゃあそこまで言うならと僕ら、万全の体制でお迎えしました。
仙台中央卸売市場、守屋青果の優しきサンタクロース、阿部和志さんです。
宮崎のピーマン「さらら」と北海道の塩昆布を抱えてお越しになった和志さんは、僕らの目の前で、素晴らしい手際で1品こしらえてくれました。
和志さんが取り出したのは、
本日の主役、さららピーマンです。
苦味が控えめな品種なのだそうです。
見事な包丁さばきに見惚れた僕らは、彼が手を洗っていないことにも全く気が付きませんでした。
刻んだピーマンと塩昆布を入れたビニール袋を、100点満点の笑顔で振るだけ。
笑顔が大切です。
それだけで、はい出来上がり。
これを30分くらい置いておくことで、味が馴染むのだそうです。
そうして机の下から出したのは、
30分前に作っていた完成品でした。
何とかクッキングを見ているようでした。
これ、おいしい。
本当においしかった。
驚くほど美味しい
さすが
生のピーマンとは思えない。
いくつかアレンジもしてくれました。
まずは刻みらっきょう。
甘酸っぱさがまた違った味わいで美味しい。
さらにはオリーブオイルをかけるというシャレオツな演出もありました。
ところが、寒さでオリーブオイルが固まっていました。
おもてなし精神の塊である和志さん、迷うことなくそのオリーブオイルを、
脇で温めようとして、うちの女性アシスタントさんにそれはなしでしょと冷たく止められていました。
まあしょうがないですね。
おやおやなんと、まあるく甘くなりました。
ほほう、いい感じです。
プレゼン、大成功だったと思います。
僕たちはもうその気になっていますからね。
「来年がんばりましょう」なんて言わないで下さいね。
こちらの準備は、もう出来ていますよ。
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