病気とその対策は、常にいたちごっこで、それは人も野菜も同じです。
対策にもいろんなことがありますが、病気に強い品種を作ることも盛んにすすめられています。
「耐病性」という言葉で表現されます。
でも、この「耐病性」のある品種は、得てして食味がイマイチなのが多い。
トマトは顕著です。
美味しさは決して品種だけで決まるものではないのですが、それでも品種の要素はとても大きい。
それは野菜によるかもしれません。
実際は「桃太郎」にもいろんないろんな種類があるのですが、ここではその血筋を受け継いだ「桃太郎系」にこだわって作っています。
たとえそれが病気に弱くても。
出来るだけおいしいトマトがいいから。
それが、産地として生き残る、選ばれる大切な要素と考えて。
個人ならすぐに軌道修正もできるけれど、意思統一の必要もないけれど、集団で考えをすすめることはとても難しいことだと思います。
立地も施設も、技術も違うでしょうから。
最終的に選ぶのは、食べる人です。
お金を出す人です。
どうしたら繰り返し選んでもらえるか。
僕たちは、産地の窓なんだな、と思います。
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