2013年12月31日火曜日

いい年でありますように。


あと5時間で、2014年です。

今年1年間、ありがとうございました。

2014年も、いい年でありますように。

2013年12月28日土曜日

何を見てる

夜、家族で仙台光のページェントを見に行きました。


粉雪舞う、光の並木道をみんなで歩きました。

気温はもちろん、氷点下。


時折大人のような表情を見せることがあります。

もう、しっかりと自分の世界を見ているのでしょう。

自分の時は。。。どうだったかなぁ。

覚えているような、思い出したくないような。

そんな頃だったような気がします。





2013年12月26日木曜日

付き添い

とても久しぶりに、次女の通院に付き添いました。

いつもは妻にお任せしているのですが、今回は仕事を休みました。
高知出張の際、いろいろと考えさせられる話を聞いたことがきっかけです。

普段はあふれんばかりの元気印の娘ですが、先生のお話を聞いて、レントゲンなども見て、大事にしなきゃなと改めて思いました。

僕らは彼女にとってきっといつまでも最後の砦なのだと、とても当たり前のことを再認識しました。

そしてそれは、妻だけじゃなく、僕ら二人で考え、守ることなんだと思いました。それも当たり前ですね。

これからも、出来る限り付き添ってあげたいと思います。


2013年12月25日水曜日

こっくりフェルテ


原田さんから届いたアボカド、フェルテです。

下田さんがカニとマヨネーズで和えてくれました。

おいしい。

リッチな感じです。

おかわりしました。

こっくりおいしい。

素材とアイデアがバッチリ合っています。

(今のところ?当分?)お金では買えない、どこでも食べられない、贅沢なこっくりサラダです。

ごちそうさまでした。

野菜通信郡山が届きました


福島県郡山の石沢さんから、野菜の詰め合わせボックス、野菜通信が届きました。


大根、じゃがいも、玉ねぎ、しのぶ菜、長ねぎ、にんじん、玄米餅、コシヒカリ。

それに、12月4週のふれあいカードが添えられ、最後に直筆のメッセージがしたためられていました。

「このような野菜をセットにしてお届けしております。

米は入っておりません。私のところの米ですが昨年農協の食味コンクールで一位になりました。食味してみてください。

来年もよろしくお願い致します」

米、おいしかったですよ。

お心遣い、ありがとうございました。


こちらこそ、来年もよろしくお願い致します。






2013年12月24日火曜日

メリークリスマス、さらら。

以前からどうしても、と言われていたので、じゃあそこまで言うならと僕ら、万全の体制でお迎えしました。

仙台中央卸売市場、守屋青果の優しきサンタクロース、阿部和志さんです。

宮崎のピーマン「さらら」と北海道の塩昆布を抱えてお越しになった和志さんは、僕らの目の前で、素晴らしい手際で1品こしらえてくれました。


和志さんが取り出したのは、

本日の主役、さららピーマンです。

苦味が控えめな品種なのだそうです。

見事な包丁さばきに見惚れた僕らは、彼が手を洗っていないことにも全く気が付きませんでした。

刻んだピーマンと塩昆布を入れたビニール袋を、100点満点の笑顔で振るだけ。

笑顔が大切です。

それだけで、はい出来上がり。

これを30分くらい置いておくことで、味が馴染むのだそうです。

そうして机の下から出したのは、
30分前に作っていた完成品でした。

何とかクッキングを見ているようでした。

これ、おいしい。

本当においしかった。

驚くほど美味しい塩昆布ピーマンでした。
さすが北海道の塩昆布さららピーマンです。

生のピーマンとは思えない。

いくつかアレンジもしてくれました。
まずは刻みらっきょう。
甘酸っぱさがまた違った味わいで美味しい。

さらにはオリーブオイルをかけるというシャレオツな演出もありました。
ところが、寒さでオリーブオイルが固まっていました。

おもてなし精神の塊である和志さん、迷うことなくそのオリーブオイルを、
脇で温めようとして、うちの女性アシスタントさんにそれはなしでしょと冷たく止められていました。
まあしょうがないですね。

少ししてちゃんとゆるくなったオリーブオイルをかけてみたら。
おやおやなんと、まあるく甘くなりました。

ほほう、いい感じです。


プレゼン、大成功だったと思います。

僕たちはもうその気になっていますからね。

「来年がんばりましょう」なんて言わないで下さいね。

こちらの準備は、もう出来ていますよ。




2013年12月22日日曜日

おめでとうの花束


1ヶ月遅れで、長女の誕生日会をしました。

1ヶ月遅れでしたがそれでも、本人はとても嬉しそうでした。

妹が誕生会のプログラムの進行、総合司会をしていました。

8歳の妹と、6歳の甥っ子と本人とで踊った、SEKAI NO OWARIの「RPG」という曲に合わせたダンスはキレッキレで圧巻でした。

僕はカメラ小僧(オヤジ?)と化し、妻に半ば本気でたしなめられました。

甥っ子から花束が贈られました。


誰かのお祝いは、まわりのみんなを楽しい気持ちにさせます。

そしてお祝いされた本人は、きっと次は誰かのお祝いをしたくなります。

彼女が大人になった時にも、そんな循環が続いてくれたらいいなと思います。


僕の両親と、妻の両親と、妻の妹家族と我が家と。

総勢11名のあたたかい会でした。





2013年12月21日土曜日

九州出張日記⑦ ごめんなさい。。

僕は少し反省しています。

どうやらうつしてしまったようです。

風邪を。

おかげさまなのでしょうか、僕は喉の調子も良くなってきました。

おかげさまなのでしょうか、鼻の通りもよくなってきました。

咳はほとんど出ないし。もともとあまり出てませんでしたが。


4日間ずっと一緒に同じ車に乗っていればうつるすぺ!当たり前だすぺ!って言われました。

オレすかマジすかと思うところはありますが、ひとつ、ここは殊勝に。

反省しておこうと思います。

せめて、風邪をひき始めた方の前くらいはね。

大人のマナーというやつです。


お大事になさって下さい。

心よりお祈り申し上げます。







九州出張日記⑥ 豆の花 ~指宿~

スナップえんどうの花です。

どことなくスイートピーに似て、可憐です。

スナップえんどうは、英語にすると「Snap pea」(スナップピー)です。
そう、スイートピーもスナップえんどうも同じ仲間、ピー仲間です。

ちなみにグリーンピースもピー仲間。複数形だからピースですね。
グリーンピースは、「実えんどう」の実です。
東北では「むきピース」として、さやからむかれた状態で袋に入れられて店に並ぶことのほうが多いようです。

ちなみにピー(pea)はえんどう豆のことです。


ちなみにスナックえんどうとも言いますが、それは商品名。
「スナップえんどう」が正式な品種名です。
どちらもおなじ豆です。

でも僕の住むこちらではスナックえんどうの名前のほうが馴染みがあるようです。

ちょっと「ちなみに」が多い気がしますが気にしないでください。

 こちらはそらまめの花。

どうしてここのそらまめは、こんなに綺麗なんだろう。露地なのに。

前に来た時もそう思いました。

今日もやっぱり思いました。


そこここに、菜の花も咲いていました。

よく見るとどれも道端ではなく、畑です。

放って置かれたアブラナ科の野菜が、収穫を免れ花を咲かせたようでした。


指宿から鹿児島市へ向かう途中、桜島がかなり大きな塊のような噴煙を山頂から噴き出しているのが見えました。

今日一日案内してくれた桑原さんはそれを見て、

「来た!」

と声を上げました。

鹿児島の人にとっては、「来た!」って感じなんですね。

なんだか分かる感じがします。

ちょっと違うけれど、僕らもちょっと大きめの地震が来ると、「来た!」ってなります。

普段から、意識下で来るぞ来るぞって思っていることの現れなのだなぁと思います。

今の季節は風向きで垂水とか肝付とか、大隅半島の方へ噴煙が流れていくのだそうです。


なんだか、ずいぶんと遠くに来たんだなぁって思います。


我ながらとりとめのないことばかり書いています。

でも、とりとめのないことが、案外ずっと残るものです。



九州出張日記⑤ 桜島、朝のシャワー ~鹿児島~


桜島に、朝陽が射していました。

一日が始まります。

ずっと憶えていたい風景のひとつです。








2013年12月20日金曜日

九州出張日記④ ゆずりあいと奪い合い~熊本~

今年は、最高のにんじんを作ってくれる本田さんでも、厳しい年になっています。

とにかくものがない。

小さい。

それでも獲らざるをえない。

普通なら3、4月に出荷する予定のものも、2月中には無くなってしまう見込です。

それも、小さな状態で。

そもそもは8月の長雨。雨が多すぎた。せっかく発芽しても、ほとんどが生育不良でまともに育ってくれず。歯抜けのような、「欠株」状態が多く出たそうです。

さらには8月26日の台風16号、17号。通常は植え付けが8月に出来るのに、台風の影響で9月にずれ込んでしまった。

さらにはさらには、10月上旬は30度を超す気温でまるで夏だったのに、同じ10月下旬で一気に10度台まで気温は急降下。

秋がほとんどなくて、すぐに冬になったよと、本田さんは言っていました。

大きさはというと、最初の頃の「欠株」が発生した頃のものは、株間が広くなってしまったのでむしろ大きいサイズだったそうですが、11月以降は天気が悪くほとんどが小さいそうです。

おまけに12月もずっと寒くて、たぶんもう気温は上がらないから、いつものようには成育は追いつかないだろうということでした。

それでも本田さんはすごい。

畑を見てつくづくそう思いました。


左が本田さんのにんじん畑。

右は違う方のにんじん畑。

違いは歴然です。

これでも、本田さんも今年は厳しいのです。


こんな状況だから、みんなが欲しがる本田さんのにんじんは、よりいっそう競争倍率が高い。

大げさではなく、奪い合い、なのだそうです。

これ以上は言えません。


ないときはみんなが欲しがります。

自由がきかない時にどうするか。

たくさんある時にどうするか。

踏ん張るのは、誰かだけではありません。

踏ん張るのは、今だけではありません。


僕じゃない誰かに引き継ぐその時まで、踏ん張っていきたいと思います。






2013年12月19日木曜日

九州出張日記③ ブロッコリーが見つからない~島原~

西鉄大牟田駅前。

ここから三池港までバスで行き、三池港から島原へ。

今日は、最高潮に揺れました。
まさに最高潮でした。

酔うもんか酔うもんかと必死になって目を閉じていました。

ようやく着いた島原で驚いたのは、ガソリンの高いこと高いこと。

仙台ではレギュラー1リットル150円くらいなのですが、島原ではなんとなんと168円!

もはやハイオクですね。

ガソリンではないでしょうが、それでも同じ油。
こりゃぁ施設園芸は大変だわ、と実感しました。

こんなだから、ハウスでもこれ以上気温が下がったら樹がダメになるぎりぎりのところまでしか温度を上げないのも分かる気がしました。

だからいろいろと遅れているんだなぁと。

ところが。

遅れているのは、ハウスものだけではないのでした。


ブロッコリー畑に来ましたが。

葉っぱをかき分けてもかき分けても、ブロッコリーが見つからない。。

ようやく見つけたのが、これ。
2cmくらいだったでしょうか。

毎年同じ時期にここを訪れているのですが、昨年のこの時期はというと。
もうしっかりとブロッコリーです。

ちょっと違いすぎです。
あんまりです。

それもそのはず、今年は台風の大風の影響や長く続く雨、日照不足、転がり落ちるように下がった気温の影響で、2週間以上成育が遅れているのだそうです。

ここ3日間天気が良くなかったようですが(僕が来たからでしょうか?)、それでも少し晴れ間が見えました。

振り向くと、遠くに雲仙普賢岳。

足元にはこれまたいつもよりも遅れている新玉ねぎの苗が定植された畑が広がっていました。

「平年」という言葉が最近は全く現実感がありません。

人も野菜もみんな健気に頑張っています。

九州出張日記② にじの桃太郎~うきは~

病気とその対策は、常にいたちごっこで、それは人も野菜も同じです。

対策にもいろんなことがありますが、病気に強い品種を作ることも盛んにすすめられています。

「耐病性」という言葉で表現されます。

でも、この「耐病性」のある品種は、得てして食味がイマイチなのが多い。

トマトは顕著です。

美味しさは決して品種だけで決まるものではないのですが、それでも品種の要素はとても大きい。

それは野菜によるかもしれません。

福岡県JAにじでは、あくまで「桃太郎」という品種にこだわっています。

実際は「桃太郎」にもいろんないろんな種類があるのですが、ここではその血筋を受け継いだ「桃太郎系」にこだわって作っています。

たとえそれが病気に弱くても。

出来るだけおいしいトマトがいいから。

それが、産地として生き残る、選ばれる大切な要素と考えて。

個人ならすぐに軌道修正もできるけれど、意思統一の必要もないけれど、集団で考えをすすめることはとても難しいことだと思います。

立地も施設も、技術も違うでしょうから。

最終的に選ぶのは、食べる人です。

お金を出す人です。

どうしたら繰り返し選んでもらえるか。


僕たちは、産地の窓なんだな、と思います。


2013年12月18日水曜日

九州出張日記① 品質を改善するということ ~宮崎~


懸案がひとつ解決しました。

1年かけて見てきたことでわかったことがあります。

あぁそうだったのか。



今まで僕は騙されていたのか?

いや、騙されていなのではなく、彼らが知らなかっただけなんです。

そして、嘘をついていたわけでなく、言わなかっただけなんです。



去年川口さんに聞いて知ったことが実証されました。

結局は人なんだと思いました。



例えばきゅうり。

きゅうりが出来てから出荷して運んで食べるところまであって、その各持ち場持ち場に関わる「人」なんだと思いました。



すべてまるごと変えたことで、前年に比べて、品質不良が激減しました。

結果が全てを物語っていました。


本当のことは、足で見つけるものなのかもしれません。










冬の朝 ~仙台空港~


今日も始発です。

どうか行った先がお天気でありますように。

どうか。。








2013年12月15日日曜日

犬のように

犬は喜び 庭かけまわり、とは文部省唱歌「雪」の歌詞ですが。


子どもと犬はとても近いものがあるのだなと思いました。


昨日から降り続けていた雪は、子どもたちが公園で雪まみれになるには充分なほどしっかりと積もりました。

行け!

 それ!

!!!

 日常の生活ではありえない角度です。


秋の名残が公園の隅に落ちていました。

先客がすでに乗っていました。

正午が近づくにつれ、だんだんと気温が上がってきました。

樹の枝も冬支度です。

「子どもは風の子 大人は火の子」と言います。


子どもたちはまだまだ転がり足りなかったようですが、そろそろ火が恋しくなってきた僕は、缶ジュースで彼女らをおびき寄せ、無事、帰路に就いたのでした。