このさつきはっさくは、東京の名のある果専店でも販売されているそうです。
きっと、僕にはとても買えないような価格で。
でも、このさつきはっさくで、対価に見合った満足が得られれば、購入した人にとってその価格は「適正な価格」なのだと思います。
どうしても僕は、超スペシャルなものが手に入ると、「この●●は、どこそこでは○○○円で売られていて・・・」と、つい言ってしまいたくなる。
でもそれは、たぶん情けないことなのかも知れないと、気が付きました。
なぜならそれは、誰かがそのものの価値を見極め、決めた価格だからです。
自分で価値を見極めたわけじゃなく、だれかの目利きに乗っかっているに過ぎないんだなと思ったのです。
一方で、このさつきはっさくを作っている生産者は、セレブな人々だけに食べて欲しくて作っているかというと、そんなことはないと思います。
「ものの価値」は、いつどんな時も何にも左右されない絶対的なものでもあるだろうし、環境や状況や時代によって変化する相対的なものでもあるだろうし、そして結局は至極個人的なものでもあると思います。
今しか食べられないさつきはっさくは、いろんなことを教えてくれます。
今が最高のタイミングです。
このタイミングをずっと待っていました。
やっぱり僕は、このはっさくが大好きです。
0 件のコメント:
コメントを投稿