そうだなぁ、見た感じ、積雪は2cmくらいでしょうか。
この2cmで、高速道路は通行止めになりました。
畑へ行く道すがら、幼い姉妹が解けて消えそうな雪をあつめて、小さな小さな雪だるまを作っていました。彼女たちにとっては、地元で見る生まれて初めての積雪だったのでしょう。もしかしたら初めての雪だるま作りだったのかも知れません。
今回の出張では、原田さんにとても多くのヒントをいただきました。
その中で特に印象的だったのは、「果専店が今も繁盛している理由」でした。
果物に対しての要望で、一番多いもの。
それは、「おいしい果物の見分け方を知りたい」というものだそうです。
以下、「試食をさせて欲しい」「果物の保存方法を知りたい」「食べごろを知りたい」「旬を知りたい」と続きます。
ここから分かること。
それは、それだけおいしくない果物が世の中に溢れ、売られているということ。原田さんはそれを「その店のロイヤリティ(信頼度)がない」と表現されていました。
失敗したくないから、試食や見分け方を知りたいのです。
だから、高級果専店が、繁盛するのです。
思い返して見れば、スーパー内に果専店がテナントとして入っていることは珍しくありません。青果コーナーで果物があるのに、です。
果物の絶対条件は「おいしさ」だよ。
そして大切なのは、「おいしさ」以外に、他にはない何かがひとつある、ということ。
たくさんはいらない。ひとつでいい。
覚えておきなさい。
まるで高級なバターのような果物の樹を見上げると、木の間からまぶしい光が射していました。
それ以外の何かひとつ。
「おいしさ」以外に、何か、ひとつ。
これから見つけたり作ったりしていければと思います。
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