愛媛県の西の先っぽ、矢印のところです。
14km先はすぐ大分県。三崎で途切れた陸上の国道197号線は、海の上の見えない道路で対岸の大分県大分市につながり、また陸上の国道197号線になります。船の航路が国道の一部という、珍しい国道が走る町でもあります。
今年の清見や、甘夏の枝変わりで出来た果実、サンフルーツ(新甘夏)のお話をさせて頂きました。サンフルーツは初めて食べたのですが、さっぱりしておいしかった。特に皮を向いた瞬間の風味がいい。甘夏よりも酸っぱくなく、甘みがありました。マーマレードにも最適。手作りマーマレードをいただきました。最高においしい。
オレンジのような太陽が豊後水道へちゃぽんと沈む頃、僕たちは本日の宿へ向かいました。
なんでも、四国最西端の宿ということ。「大岩」という名前です。どうやら民宿のようです。
そして部屋へ。
「ぐれの間」。
ぐれ?
これがぐれ。
この民宿の部屋は、すべて魚介類の名前なのでした。
すずきの間。さわらの間。2階にはさばの間、あじの間がありました。かんぱちの間、はまちの間もありました。
シブすぎです。
翌朝の朝食の部屋は「うにの間」でした。
「ティファニーで朝食を」という映画がありました。オードリー・ヘプバーンが主演した、ニューヨークを舞台に自由奔放に生きる女性を描いた、素敵でおしゃれなラブストーリーです。名作です。
「うにの間で朝食を」だったら、どんな素敵な女性が演じても、あまり素敵でおしゃれなラブストーリーは生まれなさそうです。
朝食の伊勢海老の味噌汁をいただきながら、三崎、侮れん、と思ったのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿