出勤途中に、生協桜ヶ丘店に用があり車をとめると、なにやら人だかりが。
パトカーもいて、テレビ局もいる。人々はみなカメラを構えている。これは事故か?とひとごととは思えずそちらをよく見ると、あと2分で新しい道路が開通するというタイミングだったのです。
その道は、ずーっとずーっとずーっと工事してた場所で、僕が高校生のころから工事していた気がします。だとするともう20年以上月日がたったのです。その工事は終わらないものだと思っていました。
街中を貫通する道路で、渋滞の緩和が期待されます。
工事中の事故もあったでしょう。何十年も工事をして、それがいよいよあと1分で開通です。
何かセレモニーでもあるのかな、テープカットあるのかな、鳩でも飛ぶのかな、と思っていたら、工事のおじちゃんがこれ以上ないほどあっさりと一言「開通です」と声をあげ、パイロンをよけただけ。そんなもんなんですね。
僕は新しい道が大好きで、特に、よく知っているところに新しく出来た道はワクワクしてしまいます。
自分でも子供じみているとおもうのだけれど、その道を行けばどこか知らないところへ通じるんじゃないかな、と思ってしまうのです。その先はちゃんと分かりきっているのだけれど。だから、なんとなく新しい道を通るのがもったいないのです。
「この道をいけばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せばその一歩が道となり その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ」
清沢哲夫という詩人が残した「道」という詩だそうです。
黄色信号でも、迷いながらも進んでいくしかないのです。
「道」ってアントニオ猪木が作った詩だと思ってましたぁ(爆)
返信削除一般に作者は「一休宗純(一休さん)」と思われているようですが(猪木も言ってます)、その証拠はどこにも無いそうです。
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