2010年9月16日木曜日

たった一人で。

北海道の旭川から北へ約2時間、美深(びふか)町へやって来ました。

ここ美深には、サンネットのためだけに、希少品種「くりふぶき」というかぼちゃを作ってくれている伊藤さんがいらっしゃいます。今年の品質の確認と、来年への作付のお願いが目的です。
ここ美深は、夏と冬の温度差が77.5℃という記録があるほど、夏と冬の温度差が激しい町。今年の夏は特別ですが、夏場でもストーブを炊くほど、冷え込む日があるほど、一日の寒暖差があるため、野菜はとてもおいしくなるのです。

伊藤さんは御年70歳になるとは思えないほど軽やかな足取りとバネで、圃場を走る、跳ねる。

くりふぶきは粉質で非常に甘いけれど、収量が少ないため、北海道でもほとんど作られていません。東北の組合員さんからの熱いメッセージを伝えました。(えびす等他品種と比べ)収穫量の少なさがネックですが、それでも奥さんはおいしいから親戚にも配っているということ。

もっと生産者を増やしてね、と農協の担当の方へリクエストする伊藤さん。
サンネットのために、たった一人でこの品種を作ってくれている伊藤さん。
生協店舗はおろか、市場出荷もほとんどない品種。ネット販売風に言えば「幻の品種」。
知る人ぞ知るこの品種。声が来るから作っているんだよ。この思いに応えるべく、今年も9月末から10月一杯まで紙面でご案内しています。

かぼちゃはおいしくないと、本当に皿から減りません。
機会があったらぜひ、お試しください。甘くてほくほく。東北人好みのおいしいかぼちゃです。

2 件のコメント:

  1. 伊藤さん。なんていいお顔。
    素敵な野菜を育てる方は、本当にいいお顔をしてらっしゃいますね。
    くりふぶき。食してみたいです。

    返信削除
  2. Midoriさん
    コメントありがとうございます!
    伊藤さんとてもいい人なんです。共同購入でしか買えないのですが、くりふぶきおすすめです。思いもいっしょに召し上がれ、です。
    これからもよろしくお願いします。

    返信削除