2010年7月3日土曜日

みやぎ散策~黄金とポパイが生まれた町、涌谷

宮城県の県北に位置する「涌谷町」に行ってきました。
「わくや」と読みます。

男・中澤さんは「わぐや」と発音します。
男・中澤さんが「わぐやわぐや」、と言っていたら、涌谷を知らない人から、わぐやの「ぐや」はどう書くの?と聞かれたそうです。そんな字はありません。

ここ涌谷は、日本で最初に金が採れた地。
西暦749年のこと。今から1260年も前の話です。

奈良の大仏の金箔は、涌谷の金が使われていました。
時の天皇、聖武天皇が、飢饉や疫病など不吉なことが起きていたことを憂い、仏教で国を納めようとして作った大仏なのですが、出来上がり間近、大仏の全身に塗る金がないことにはたと気が付きました。

そんな時に、陸奥の国の山中から金が採れたというビッグニュースが舞い込んだからさぁ大変。
聖武天皇は喜びのあまり、元号まで変えてしまったのでした。例えて言えば「平成22年」が今日から「中澤元年」になるような感じでしょうか。どれだけ人々が金産出に湧いたか想像できます。

年月がどんなに過ぎても、人の感情は変わらないのだなぁとしみじみつくづく思いました。

黄金の他にも、涌谷町からはハリウッド俳優の「上山草人」という人が出ているそうです。まったく知りません。でも結構すごい人だったそうで、「バグダットの盗賊」に出ていたそうです。知らないなぁ。「七人の侍」の琵琶法師。見てません。アメリカのアニメ「ポパイ」のモデルになった人だそうです。おおっそれはすごい!

やるなぁ、涌谷。
みやぎ、地味ながらなかなか頑張っています。




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