共同購入の配達担当者の肩書きは「営業」です。
一見、配達して終わり、のように思えますが、全然違います。
実際、同僚である同じ生協の店舗職員でも大方そう思っている方が多く、異動してきて現実を知り、目を白黒させています。
配達職員の「営業」は「なかま作り」と「商品・サービスのおすすめ」。
「なかま作り」は、利用してくれる組合員さんの拡大活動。飛び込み営業や路上での声がけなど、人と出会える機会は無駄にしません。
「商品・サービスのおすすめ」は、生協が自信を持って組合員さんにおすすめできる商品やサービスを学習し、利用の働きかけを行うもので、ストレートに営業です。それぞれ高い目標を持ち、日夜学習をし、取り組んでいます。
私も生協に入って7年間は、現場の「営業」担当でした。
大変でしたが、得るものの多い期間でした。
そして何より、多くの多くの組合員さんに助けられ教えられ育てられた期間でもありました。
先日、その配達担当者のための産直産地見学会がありました。
産直トマト、産直梨、産直ふるさと米、産直納豆などを見学、学習しました。
提出されたみんなの報告書を見て、感動しました。
現場にいたころの自分と重なったからかもしれません。
いやそれだけじゃなく、もっと複雑な思いです。素面では言えないような思いですね。
お一人の方の感想文、ほんの一部ですが抜粋させていただきました。
この方は、配達担当になって2年の女性の方です。
『今回、実際に産地に出向き、生産者や農協関係者の方々にお会いし、梨やトマトの畑を見学したり、田んぼを見学したりして一番に感じたのは農作物や消費者に対する愛情です。
「安心、安全で美味しい物を沢山の人に食べて欲しい」と朝早くから出来る限りの手間をかけて、ほとんどの作業を手作業で行ない育ててくれた産直品だと思うと、配達する私も産直品に愛情を感じてしまいます。お会いした生産者や農協関係者の方全員が、自分の仕事に夢や希望、誇りをもって日々お仕事されていることが、ひしひしと感じられました。みなさん、とてもいい笑顔で活き活きしていて、同じ場所に立っているだけで元気をわけていただいた気分になりました。
少しでも産直品の本当の良さを一人でも多くの人に知っていただければ、日々頑張ってくださっている農家のみなさんの力やはげみになると信じ、明日以降の業務から産直品をアピールして行きたいと思います。 参加させていただいて、本当に良かったです。』
学んだこと、感じたこと。組合員さん、同僚、家族。多くの人にたくさん伝えていきましょう。
大切なこと、いっぱいです。
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