去年から、すでに取り組んでいる各県の産直に加える形で、東北6県の生協(共同購入)で取り組み始めた「サンネット産直」の産直品です。
ここ長崎県は、耕作放棄地の割合が全国1多い県。
耕作放棄地が増えている影響で、病害虫やイノシシの被害が拡大し、みかんの根をかじり木をダメにしてしまうなど、問題は深刻です。
そんな中、みかんを守る意味も込め、産地とサンネットで、耕作放棄地にかぼちゃを作る、という取り組みを今年から始めました。
かぼちゃの生産者はみなさん、産直みかんの生産者でもあります。
今年は天候がめちゃくちゃで、遅れに遅れていたかぼちゃの生育ですが、今朝、事務所に届きました。
品種は東北人が好む粉質系の「クリユタカ」という品種。
去年の秋には、セイタカアワダチソウが勢い良く生えていた耕作放棄地。
今では「ここが耕作放棄地だったの?」というほど、普通の畑に生まれ変わりました。
09年10月。手付かずの耕作放棄地。
看板にはサンネットと産地との、耕作放棄での取り組みが書かれています。
10年3月。すっかりかぼちゃ畑です。後ろはセイタカアワダチソウに隠れて見えなかったみかん園。
サンネット産直の「産直」は、「産消直結」の略。
産地と消費地が様々な交流を重ね、直接共通の願いを叶えていこう、という取り組みです。
中間流通を省くだけの産地直送とは違います。
ただの「商取引」ではなく、商品(作物)を通していろんな思いを交流し、お互いの暮らしがよくなる。
いつか、自然と「私の産地よ」「僕たちの消費地だ」と思えるように、みんなで育てていきたいと思っています。
未来にむけて、取り組みは始まったばかりです。
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