6月5日、産直ツアーの打ち合わせで、北海道東川の矢澤農園さんを訪問しました。
なんどもお伺いしているのですが、6月の初め、アスパラの季節に来たのは4年ぶりになります。
2006年のちょうど同じ6月5日、商務になりたての私は、1週間の「農業体験実習」をさせていただくため、矢澤農園さんに足を踏み入れたのでした。
毎日朝の6:30ころから夜6:00ころまで、いろいろな作業を体験させていただきました。
アスパラの収穫・選別、ブロッコリーの定植、レタスの定植、大根のパオパオがけ、ピュアホワイトのパオパオがけ、かぼちゃの播種、定植、しいたけの除袋作業。。。
あの1週間が私の原点だと思います。
5年目の同じ日、スタートラインにまた立ったような気がしました。
2006年6月6日(火)
きょう大根のパオパオ張りをして、炎天の下ただひたすらもくもく、もくもくと、ふらふらしながら作業をしてみて、この半日作業が全て風で飛んでしまったら、どんなに切ないことだろうと、心の底の底から痛切に思った。と思っていたら、先週実際に強風でパオパオがほとんど飛んでしまった、ということがあったらしい。男の人総出でやり直したそうだ。一日では足りず、次の日もやり直し作業をしたという。その大変さ、今は分かる。実際にしないと分からないこと、体験が教えてくれること、それは何物にも変えられない。
2006年6月9日(金)
この5日間の感想として、農業はとにかく単調で地道で、地味な繰り返しの作業だと実感した、それなのに、みな手を抜くことなくまじめに作業されているのが凄いと思った、と話したら矢澤さんは、「みんなには、一日目標を持って働きなさい。と言っているんです。それがお金でもいい。今日働いたらいくらになる、でもいい。また、苗を植えるのでも、他の人より早く終わらせようとか。何でもいい。それを張り合いにすれば、単調な仕事の中に、工夫がうまれるんです。」と思いを話してくれた。「自力と他力、という言葉を働く人全員に教えているんです。元は仏教の言葉なんですが、この仕事は、自力でやって下さい。そう話しているんです」という信念を教えてくれた。
これ、ノア君ですか。
返信削除びっくりです。
いろんな意味で(笑)