鳴子峡を抜け、中山平駅も抜け、山形県境まであと5km、という奥の奥の農家さんの山で手ほどきを受けながらの収穫でした。
なんとこの農家さん、昨年の「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で最優秀賞を取られた方で(そんな賞があったのか!)、さらには「米・食味分析鑑定コンクール 国際大会 部門別 金賞」も受賞!(そんな賞があったのか!)
とにかくすごい方なのです。
今日は時期が遅かったこともあり、収穫物はふき、みず、わらびの3品。ふきは日陰になっているものがおいしいそうで、透き通った茎から「みずふき」と呼ばれているそうです。写真は今日の案内人、全農みやぎの熊谷さん。ご満悦?です。
それに「山アスパラ」と呼ばれている初めて聞く山菜を2本、採って来ました。「シオデ」というそうで、結構幻っぽいようです。写真中央、わかるかな?
アスパラのように茹でて食べました。うううまままいいい!
今ではほとんど食べないそうですが、昔は「あざみ」も食べたそうです(青森では今も食べられているそう)。交通機関も発達していない頃、野菜のない冬のために塩蔵していたそうで、食べられるものは皆食べたそうです。
昔の人は生きていくために、選り好みせず一通り食べてみて、食べ方を工夫して、食べられるもの、食べられないものを分けたのかな、と想像したりしました。
デザートは「桑の実」と「黄いちご(木いちごではない)」。
桑の実は、黒いのが完熟。黄いちごはまだ渋っ。未熟でした。
里から来る見知らぬ人が、勝手に山へ入って山菜を取っていくそうで、一時期山がひどく荒らされたそうです。ある時問いただすと、なんと直売所で販売していたんだそうです(!)
数年前に山を守るために、私有地で無許可で山菜を取らないよう、地域で決まりを作ったとのこと。
今回案内してくれた農家の方は、「山に来れば飢えることはないよ」と朗らかに笑って言うのでした。
山の恵み、大切にいただきたいと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿