2014年4月30日水曜日

グリーンボックス ~田尻~

今日は県内の産直産地、田尻に来ました。

この前角田、丸森で話した話をするためです。

みなさん忙しい中集まってくれていました。

部会長の伊藤さん

副部会長の木村さん

ガッツポーズが初々しい沢田さん

ガッツポーズが微笑ましい副部会長の楢山さん

ふんわりと朗らかな山村さんと武田さん

トンガリ気味が頼もしい青木さん

いつもやさしい高泉さん

偶然会ったトマトの部会長の武田さん

武田さんの桃太郎


お互いの本気の温度を時々確認することが、実はとっても大切です。

自分がどんなにすごい(と思っている)ことを考えていたとしても、一人よがりでは上手くいきません。

環境も、考え方も、価値観も、属する組織も、置かれた立場も、全部違うから。

個人商店ではないから。

そんな丁寧で手間のかかることも、「頑張る」ということです。

がむしゃらだけが「頑張る」ということではないのです。

みんなで頑張りましょう。

よろしくお願いします。










2014年4月26日土曜日

北海道出張日記【春】⑩ 春のメルヘンの丘で思ふ


メルヘンの丘で再び思うのです。

カメラじゃないんだなぁ。。。

次の季節に、リベンジです。




北海道出張日記【春】⑨ 春掘りごぼうと、にんじんの種まきの準備 ~美幌~

いつものようにファーマー感いっぱいの笑顔で迎えてくれた一戸さん。

ちょっとだけお怪我をしてまして、それでも初めてここを訪れた相馬さんのために一から丁寧に説明してくれました。

有機栽培しかしていない一戸さんの自家製肥料。

収穫したばかりの春掘りごぼう 。

冬の間土の間で眠っていたごぼうたち。

一戸さんの源とも言える自家製の堆肥 。

今年はいつもより作る量を増やしたそうです。

土が命。

常に変わらない、一戸さんの信念です。

左奥にはまだまだ雪が残っていました。

二人の息子さんたちが種まき前の畑作りをしていました。


重機を乗り換えて肥料を足していました。

夏にはここ一面青々としたにんじん畑になるのです。

7月にまたみんなで来ますね。








北海道出張日記【春】⑧ 朝の散歩 北見のまち


AM5:30。

まだまだ町は眠りの中です。

もう3ヶ月早ければ、この時間は氷点下20℃以下だったでしょう。

でも、昨日の日中の26℃からはかなり寒い。

現在、6℃。

昨日より20℃も低い。

今日も膝をいたわりながらの散策開始です。

味のある横丁風

モノクロもなかなか

北見駅裏 歩道橋上から

一面 競うように ふきのとうだらけでした

角を曲がるとハッカ記念館に続く遊歩道が

 これがハッカ記念館

北見はかつてハッカ生産量が世界一でした

ハッカ記念館の向かいにはJAきたみらい本所がありました

プライドと自信とチャレンジ精神と説得力のかたまりのような看板がかかげられています

本所斜向かいには玉ねぎのCA貯蔵庫がありました

いくら日本一の産地だからって 直球過ぎます

住宅街の真ん中に唐突にSL

威風堂々としていますが でも住宅街の真ん中

駅前のメインストリート「大雪大通」はまだまだ人気がない

現在AM6:30で6.7℃

ちなみにこの4日間、今のところ雨なしです。


今日は一戸さんに会いに行きます。






2014年4月25日金曜日

北海道出張日記【春】⑦ 遠くの地元 ~訓子府~

玉ねぎ畑をあとにして、次はじゃがいも畑へ。

それにしても暑い。

車の外気温計は26℃を超えました。

仙台よりも暑い。
というか、全国一暑いようです。

でも先週までは氷点下の日もあったそうで、それなのに急に夏のように暑くなったものだから、種芋の準備も大わらわです。

特栽の男爵を作ってくれている下田さん。

今年から役員さんになられたそうです。

忙しいさなか、今年の状況について丁寧に教えてくれました。

いっぽんでもニンジンの・・・、いえ、JAきたみらいの小野さんです。

実はけっこうお若いのです(本人談)。


部会長の得能さんのお宅では大きめの種芋のカットを手作業でしていました。

一つ一つ手作業です。

まだまだこんなにありました。。。

玉ねぎ同様、こちらも地道でした。

傍らのハウスでは、ビートの苗の育苗中。

ビートも今まさに定植時期のようです。

得能さんご夫妻。

いつもありがとうございます。

得能さんが紙面に出ると、不思議と利用が伸びるのです。
きっと、「目印」になっているのかもしれません。

でもそのベースにあるのは、当たりハズレのない間違いのなさという、安定した品質があるのだと思います。

品質が安定していて、いつも美味しくて、でもあのじゃがいもなんだったけな、そうそうこの人のじゃがいもだった。今回もこれにしよう。

こんなふうに幾つもの要素が合わさって定着していくのだろうなと思います。

「ブランド」ってことなんだろうと思います。

いや、品質だけじゃなく、人もきっとブランドの一部なんだろうと思います。

訓子府では、いつもたくさんの人に迎えていただきます。
また、みなさんで毎年のように宮城にも来てくれます。

何十人もの生産者の顔と名前がわかる産地は、地元以外ではそうそうありません。

まるで地元みたいです。

こんな関係をこれから先もずっと続けていけたらなと思います。





北海道出張日記【春】⑥ 今日は何を発見した? ~訓子府~

今年はじめての訓子府です。

向こうまで300mはあるかな。

整然と植えられた玉ねぎの苗たち。

それでもところどころ植えそこねた部分は人の手で植えます。

1個補植して、それはたった1個の玉ねぎ。

そのあまりの地道さに、気が遠くなりそうです。

傍らに立つのは、今日はじめてこの地を訪れた青森の相馬さん。
とにかく、とにかくまじめに真剣に質問してはメモをしまくっていました。

地道な作業が続きますが、それでも、生産者、太田さんのお母さんは朗らかです。

かなり久しぶりにお会いしたのですが、変わらずお元気でした。

以前お会いしたのは、そう、もう6年くらい前でしょうか。

ホクレンの前担当任だった吉井さんと訪問した時以来です。
そうそうあの時の吉井さんといえば、
目的だった玉ねぎそっちのけで太田さんから出されたメロンを遠慮する素振りの欠片も見せず食欲のままに次から次へと貪り食っていたなぁ。(写真は当時のもの。衝撃のあまり手ブレを。。。)
このことは吉井さんの名誉のために内緒にしておこう。

今年から部会長になった太田さん。
来るたびに、必ず僕を迎えてくれていました。

僕よりも歳上なのに、どこか笑顔が可愛らしい感じがします。子供時代がなんとなく想像出来る笑顔だなぁって会うたびに思っていますが、これも内緒です。


田植機とほとんど同じ仕組で玉ねぎは植えられていきます。

何度も訓子府に来ているのに、初めて見ました知りました。

おなじ間隔でストンストン植えられていきます。

苗床を時々足しながら、太田さんは前へと進みます。

左側には、次に植えるところの目印になるよう線を引きながら、ひたすら進みます。

それでも植え損なうところは出てしまうので、そういったところは人の手で一つ一つ苗を補植するのです。

僕はここ数年間に訓子府に何度も来ているけれど、それがたとえば延べ15回くらい来ているとしても、日にちで言えばたったの15日です。

まあほとんどのことは知らないわけです。

だから、来るたびに勉強なのです。発見なのです。

発見出来なくなったら、そこで成長は止まった、ということです。

いつだって、僕は自分なりの発見をしていきたいと思っています。

太田さんはもうあんなに遠くまで行ってしまいました。

お母さんが右のほうで補植作業を続けています。

すべてが、1個1個の玉ねぎになるのです。