「ニシパの恋人」は、北海道平取(びらとり)町の桃太郎トマトの名前。
ここのトマトはとてもおいしい。
トマトらしい味がして好きです。
毎年食べますが、最初に食べた時に「あ~やっぱりニシパだなぁ~」って思います。
今日もしみじみ思いましたね。
毎年5月から10月頃までの長期間の取り扱いです。
写真の箱は、幻のハイグレード品。
高糖度のフルーツトマトです。どちらかというと偶然出来る代物で、道内でも限定出荷の超貴重品。本当にめったに見られないそうです。
普通のトマトとは違い、甘みが超際立っていました。
でも僕は普通のニシパの恋人がトマトらしいトマトの味がして好みでした。
少し変わった「ニシパの恋人」の名前には由来があります。
ニシパとは、アイヌ語(北海道の原住民族)で、紳士・旦那・金持ちをあらわします。ニシパが健康な体を保つために真っ赤に育った熟れたトマトを毎日食べて、恋人のように愛してしまったというストーリーからネーミングされています。(平取町農協HPより)
この地域は普通なら日照量が多く、北海道の中では温暖で(といっても真冬は-30℃くらいまで下がるそうですやっぱり北海道だ)、トマトづくりに最適な地域。
ところが、今年の異常な日照量不足と低温で、なんと生育は2週間遅れ。
今までこんな年はない、とのことでした。
今日も、日差しがあるときは暖かいけれど、風は冷たく、昼過ぎで13℃でした。
夕方札幌に戻るため千歳あたりでは9℃まで下がっていました。
桜もまだチラホラ残っていました。
いろいろと不安です。トマトだけじゃなく。
この地を訪れるのは5年?6年?ぶりです。
状況は毎年大きく変わります。
来て分かることが沢山ありました。最後の最後の、届けた時の品質に関わることです。
来なければ分からない、と思いました。
若き生産者の橘さん。
まだ30歳ですが、トマトを作ってもう10年以上だそうです。
ここには若い力がいっぱいでした。
誰も予想できない天候が続く中、それを乗り越え続け、量、品質とも道内一を続けられる理由のひとつに出会った気がしました。
今年のニシパの恋人、いよいよです。
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