ここも春キャベツの大産地です。
昨日は銚子、今日は三浦半島の先っぽ。なかなかですね。
京浜急行の赤い電車で終点の三崎口まで来ました。
くるりの「赤い電車」が頭のなかをずっとぐるぐるまわっていました。
昨日の銚子もそうでしたが、とにかく風が強い、強い。
これじゃあキャベツの中に土くらい入るな。当たり前だな。そう思いました。
ここ三浦は、3月後半から5月に入るくらいまでが春キャベツのシーズン。
ここの春キャベツも品種は「金系201」。
三浦では、金系201を「本春(ほんぱる)」と呼びますが、聞けばそもそもそう呼び始めたのは市場関係者だそうです。
ここでは単純に「春キャベツ」というそうです。
園地を案内してくれた野末さんがしきりに「金系201はぜんぜん違うよー。今が一番おいしい時だねー」なんて言うものだから、ついおねだりして畑でいただきました。
いざ。
ザクっとまずは1/2に切って。
葉と葉の隙間が春キャベツって感じです。
野末さんは、「黄色と緑の境目のところが一番好きだなぁ」というものだから。
もちろんそこをかぶりつきましたよ。
うま~い!
色の変わり目のところは、甘さと柔らかさの両方がいっぱいでした。
初めて食べたわけじゃないのに、こんなにおいしいとは。
もちろん畑で食べると基本的に何でもおいしいですが、そして、家ではこんなふうにがぶりがぶりとかじりつくことはないのですが、そんな色々を差し引いても、うまい。
あーうまい。
僕らにとって大切なことは、心からおいしい!って感じることです。思うことです。惚れ込むことです。
たとえそれが、いろんな環境のデフォルメがあったとしても。
たとえそれが、我ながら前向きに感動してるよなって節があったとしても。
その時の感動が、衝動が、次の行動の源になると僕は思うのです。
疑うことも大切。
素直に感動することも大切。
そう思います。
3月後半の三浦の「金系201」から、ゴールデンウィーク頃に銚子の「金系201」に移っていく。
みんながイメージする、あのふんわり柔らかく甘い、春キャベツのリレーです。
「春」のリレーです。
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