2012年9月14日金曜日

産直提携協議会 in 紀ノ川農協 ~繋ぐ~

和歌山県紀ノ川農協には、「産直ジュニア」という言葉があります。

紀ノ川農協は1976年に発足、35年以上の産直の歴史があります。
紀ノ川農協を立ちあげた方々の次の世代が、今主力になってきています。

その世代が「産直ジュニア」。

キウイ部会長の吉岡さんもその一人。

今年もみんなで吉岡さんの畑を訪問しました。
今年は10才になる息子さん、辰樹くんも僕らを迎えてくれました。

僕じゃなくて果物を撮りなよ、と照れながらぶっきらぼうな返事をする辰樹くん。
いかにも10才という感じで、とってもいい。
親子並んでもらってカメラを向けても、左上を見るあたりが、やっぱりいかにも。

彼に、ちょっと聞いてみました。


お父さんの手伝いするの?

しない!

えぇっ?!

将来やるよ!

おおおぉっ!!!


吉岡さんに聞くと、キウイの選果を手伝ってくれているそうです。
目利きは・・・どうかな、と笑うお父さん。

でもやっぱり嬉しそうでした。


柿も作っているけれど、実ははっさくの部会長の岡さん。

彼も産直ジュニア。

僕が柑橘ではっさくが一番好きなんですというと、すっと右手を差し出してきました。

彼もはっさくが大好きなのだそうです。


あの『チラ苦い』のがいいねぇ。

『チラ苦い』?

そう、チラッと苦い感じ。

あぁ~分かる分かる。その感じ。


同い年ということも分かり、一気に意気投合です。


元祖産直世代と、産直ジュニア世代。

作る側はしっかりつながっています。


じゃあ、食べる側は?

旬を知らない。
皮をむくのが面倒。
スイーツのほうがいい。

いろいろあるでしょうが。

食べる側も、つないでいかないといけません。みんなで。
いろんなものを失わないために。

中谷早生柿。

おいしい。


まだまだ暑い日は続きますが、夜の空や虫の声に、チラッと秋も見え隠れしています。

チラ秋です。


紀ノ川農協のみなさん、ありがとうございました。

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