2012年9月26日水曜日

小さくなる理由

長崎県佐世保。

極早生のみかんが、今日から収穫開始です。

今年はちょっと小さい。

時期によってはけっこう小さいかも。

でも、味はいい。


小玉になる理由はいくつもあります。

例えば今年なら。

梅雨明けが10日も遅れたこと。
梅雨明け後から8月のお盆まで、ずっと続いた高温が続いたこと。
同じく熱帯夜も続き、夜もみかんたちが休まる時がなかったこと。

ちなみに、天候以外でみかんが小玉になるとしたら、摘果(まだ小さいうちにみかんを摘むこと)の不足。

摘果をしきれないと、その年は小玉になる上、次の年にみかんがガクンと減ってしまう要因にもなってしまうのです。
なり数が多くなればなるほど、果実は小さくなります。なんでもです。



でも、ここJAながさき西海は、その「摘果」を、かなりしっかりやっています。

そんな産地でも小玉になってしまうのですから、今年はちょっとかなり大変な年です。

小玉になるということは、量(重さ・t)が減るということです。
箱に入る個数が増えるということ。そして、箱数が減るということ。

みかんそのもの(個数)は、去年より実っています。
でも出荷は重量。みかんの個数ではありません。

だから、多く実っていても出荷量が減ることもあるのです。


異常気象が通常気象だ、なんてここ数年言われますが、むしろ通常も異常もない、予測不能気象です。


そんな中で、なんとか今年も実ったみかんたち。


ほんと、美味しいです。


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