今回、いくつもラ・フランス畑をまわり、何人もの名人とお会いし、つくづく、そう思いました。
今日お会いした、山形県東根市神町のラ・フランス生産者、鈴木拓矢さん。
ギフトや通常企画で今年からお世話になる方です。
鈴木さんが作る果物は、どれも一級品だそうです。
案内してくれた方は、鈴木さんは本当に植物の生理を勉強している。どの果物も作り方が違うのに、みんな美味しく出来るのは、そういうところなんだろうなぁと言っていました。
今年ラ・フランスは不作です。
いろんな理由がありますが、道すがら見たラ・フランス畑の中には、本当に痛々しい(つまり実のなっていない)樹がたくさんありました。
それも、押しなべてみんな小さい。
でも、鈴木さんの畑は、たわわに実っていました。
大きな実もたくさんありました。
「通風採光(つうふうさいこう)」。
鈴木さんから教えていただいた言葉です。
風通しを良くすることで、病気を防ぐ事にもなる。
日当たりを良くすることは何より大切。特にラ・フランスは日当たりが必要な果物で、日照が元気な花芽を作るのだそうです。
元気な花芽が、次の年の実を作る。
こんな不作の年にこそ違いが表れると、いくつも畑を回ることで目で見て分かりました。
でも、分かったとしても、それはほんの触りの、ほんの一部です。
分かったつもりになったら、それでおしまいです。
原田さんがくれた言葉です。
同じように見えて、みんな違う。作り方も、セオリーも、考え方も。
まだまだです。
ありがとうございました。
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