津波で押し流されめちゃくちゃになったハウスの前で、呆然としたことを覚えています。
(写真は今年の6月4日)
22日(土)、休日を利用し、今回はそこのハウスの泥かきをしに行きました。
全国のボランティアの皆さんの力添えで、なんとびっくりするほどきれいになっていました。上の写真の左奥にとんがり屋根が見える、そのハウスが、
あれです。
ここもきゅうりのハウスだったところです。生産者の再起の思いに応えるために、今日もみんなが集まりました。
職員だけでなく、凸版印刷の方々や、日生協からは産直担当の内山さんが東京から駆けつけてくれました。
今回は6月の時と違い、激しい雨も降って気温も低く、肌寒いくらいでした。おまけにハウスの側面はビニールも何もない状態。風通し抜群でした。
でも、いざ動き出すと、雨合羽なんて脱ぎ去り、みんなTシャツ姿で黙々と泥けずり。
自分でもだんだん上手になっていくのが分かります。
どんどん土嚢がたまっていきます。
やり始めたときは一面汚泥に覆われ起伏の少なかった畑も、
それっぽくなりました。
みなさんの普段見られない一面も見られました。
内山さんのTシャツ姿、貴重です。
積み上げた土嚢を前に、誇らしげです。
こんな助っ人も。
自分より重い土嚢を一生懸命運んでくれました。ありがとうね。
土の中からは、7ヶ月間眠っていた写真やCD、ビデオなどが出てきました。
TUBEの「夏を抱きしめて」。C/Wは「海へ行こう」でした。
写真は、もうぼやけていて何も分かりません。でも、土嚢に入れるのは忍びなく、別の場所へ置きました。なんとなくだけど、笑顔の写真に見えてしょうがありません。
どこから流れてきたのかもう分かりません。持ち主が無事なのかどうかもわかりません。
総勢20人近くでやりましたが、それでもハウスの半分くらいしか出来ませんでした。
また来るしかありません。
ハウスの持ち主である鹿野さんからは、「一歩一歩前進していくしかありません。これからもよろしくお願いします」と、僕たちには想像も出来ないたくさんの思いを閉じ込めて、穏やかにご挨拶頂きました。
僕たちは。
同じ県内に住んでいるんだもの。
近くにいる僕たちには、具体的に出来ることがある。
だから、続けていくのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿