全農みやぎのジュニア野菜ソムリエ、熊谷さんと久しぶりにお会いしました。
熊谷さんに扱っていただいている、亘理のいちごについて聞きました。
亘理は東北で一番のいちごの産地で、今回の津波で約400戸ある生産者のうち95%が甚大な被害を受けました。亘理で一番出荷量のある吉田地区で無事だった生産者は0件。次に多い山下地区でも、2件の生産者だけが無事で、産地全体がほぼ壊滅状態です。
こんな状況の中、もう一度作るぞ!と再起を誓っている生産者が1/3くらいいらっしゃるそうです。また、作りたいけれどハウスどころか住む家もないし、と今葛藤の中いちごづくりを迷っている方々も1/3くらいいらっしゃるそうです。
私たちが産地を支えていかなければ行けないんです。
熊谷さんは静かに、でも力強く、そう言うのでした。
苗の確保でも大変なことです。今年植える苗も、津波で流されてしまったわけですから。それを全農みやぎさんはとにかく全力で集めているそうです。産地の再起のために。こんな苦境で前へ進もうとしている人達にできることはなんでもする、という意気込みでした。
いちご担当として、JAみやぎ亘理へ常駐していた時期もあり、いちごと、産地を思う気持ちは人一倍強い熊谷さん。
再起の陰にはたくさんの熱い想いがあるのです。
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