仙台駅で、表紙に惹かれて購入しました。
平松洋子さんの「おとなの味」です。
春先の味、ひなびた味、ひとりの味、きれいな味、消える味、もうしわけない味、泣ける味、世間の味、ぬくい味、再会の味、歳月の味、わたしの味。。。。。
いろいろな「味」のエッセイです。
「奢った味(おごったあじ)」という項で、祭りの縁日で売られている焼きそばやたこ焼きなどが語られていました。奢った味、とはちょっと贅沢、という意味合いでしょうか。
100円だけを親からもらって、おいしそうな屋台がひしめく中、どれか一つだけしか選べなかった。大人になった今でははしごが出来る。ちょっと贅沢だなぁ、という感じ。
日常の何でもない食べ物でも、状況しだいで素晴らしいごちそうになります。
この間、それがしみじみ分かるのです。
白く温かいごはん。アツアツの味噌汁。
それだけで涙が出ることもあるのです。
これって実は、最高の贅沢かもしれません。
これから、山梨へ向かいます。
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