私は間違っていました。
農業=悲壮感。
そんなことを考えていました。
だが、玉ねぎ畑を眺める農家の方に悲壮感の欠片もありませんでした。
この土地で生まれてこの土地で玉ねぎを育てる、それがごく自然の流れで、受け継がれている歴史でもあると感じました。
みんな同じ品質の良い玉ねぎをお届けするために、管理をしっかりとし精魂込めて作っている姿に逞しさを感じました。野菜の品質と人間の信頼関係がしっかりと構築され、組合員さんに自身を持った玉ねぎを届けるため、一生懸命に仕事をしている姿がとても印象的でした。
今後の後継者は?と聞くと、目を細めて「ここはね、そんなこと考えなくていいんだよ。若い人が継いでくれるから」と笑っていました。代々受け継がれている栃と技術が支えていると感じました。
また、玉ねぎを作ったことがないが自分でも出来るものか?と聞くと、はっきりと「無理」と答えが帰ってきました。受け継がれてきた歴史は、そう簡単に出来ないことを証明していると、その大きな存在がそこにありました。
生産者と組合員さんのつながりは、商品によって継続されていくのだと改めて知ることが出来ました。
今回はこのような機会を与えていただき誠にありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿