何も無いけれど、顔だけでも見に行こうと思ったのです。
着くと子供の靴が2足あったので、姪たちが来ているものと思い部屋を見回すと、陰から我が家の娘と奥様が出てきてびっくり。さっきここに来る前に電話したらそんな話し全くしていなかったのに。完全に騙されました。
聞くと、彼女らも還暦祝いに顔見せに来たそうです。そしてちゃっかり、こ近所のお寿司屋さんでごちそうにまでなったそうです。そのお寿司屋さんは、7日が震災後初めての営業再開日だったそうで、活気があったようです。
実家はガスも電気も水道も復旧していました。
賑やかで楽しい夜でした。
また還暦祝いは今度ゆっくり、と実家を出ました。
そして。
その夜の11時32分。
また震度6強の地震がやって来ました。
すぐに闇がやって来ました。また停電です。
まだ起きていた上の娘のつんざくような泣き声が下の部屋から聞こえてきました。
皆怪我はなかったのですが、精神的にこたえました。
行かないでと泣く娘を寝かせた後、夜中2時頃本部へ行きました。
信号の消えたいつもの道を走りました。
メールでグループのみんなの安否の確認が取れました。
北支部の何人かと合流。みんな、やれやれ、という感じでした。
沿岸のことを思うと、苦しくなりました。
真っ暗闇の中、津波の恐怖でどんなにパニックになっているだろうと。
今回一つだけ良かったこと。
それは、家族みんなが一緒だったことです。
それだけで、心強くなれるし、安心します。
連絡が取れないことが何よりも辛い。
それが分かりました。
7日に再開したばかりの寿司屋も、もしかしたらまた休業でしょう。
積み上げかけた積木を全部崩された感じです。
とりあえず、やるしかないですね。
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