福島県はとってもとっても広いのです。
北海道、岩手に次いで、日本で3番目に大きい県なのです。
今回、日程が厳しかったので、福島県内のトマトの産地を一度に2箇所回ったのですが・・・。
遠かった・・・。
朝8:30に福島市(地図上)を出発。
南会津南郷地区(左下)へ行き、そこからびゅーんといわき市(右下)へ。
南郷は毎年2~3mの積雪がある豪雪地帯。一方いわき市は、雪は年に1度降るかどうかだそうです。同じ福島県内なのに、こうも違うのです。
そんなこんなで、福島市へ戻ったのが、夜の7:30。総走行距離、600km。北海道でもないのに。
運転してくださった福島丸果の新関さん、佐藤さん、大変ありがとうございました。
福島県南会津町の南郷地区は、「南郷トマト」というブランドのトマトをつくっているのですが、実は福島県内ではあまり売られておらず、主に関東へ出荷されているそうです。東北の共同購入では、みやぎ、ふくしまでご案内しています。
南郷地区の特長である豪雪を利用して、「雪室」予冷で電気使用を抑えた予冷庫も持っています。
(画像はJA会津みなみのHPより)
標高が高く、高いところでは標高700mを超える畑もあります。お盆過ぎに一気に気温が下がり、一日の気温差が大きいので、高品質のおいしいトマトが出来ます。特に9月以降がおいしい。共同購入での扱いは毎年最もおいしくなる9月~10月の初めまで。
南郷トマトの凄いところは、選果の厳しさ。
1個1個を特殊な皿に載せ、光センサーで糖度や酸度を計測。まるで果物を選果しているようです。年間で数ヶ月のために、この施設は建てられました。品質向上には一切の妥協がありません。
(画像は以前のものです)
初めて訪問したときは、こんな山の中に、こんな凄い産地があったのか、と思ったほどです。
今年はさすがの南郷地区も暑すぎて、トマトのなりが少なく、大変な年でした。そんな中、優先的に共同購入に出していただきました。感謝感謝です。
新しく作ったというドレッシングを味見しました。
その名も「南会津のトマトたっぷりドレッシング」。
最高においしく、農協の売店でつい3つも買ってしまいました。
スパゲッティにかけてもいけそうです。また、今開発中の商品も味見をさせてもらいました。なんと、みどりのトマトのドレッシング。でも、これが抜群にうまい!
商品化が待ち遠しいです。
迎えてくれるこちらのみなさんはいつもとても穏やかで、環境の厳しさをすすんで語ることはありません。だから、凄いなぁと思うのです。
厳しさは、強さを育む。
ここのトマトを食べると、そしてここの皆さんとお会いすると、いつもそう思います。
まいう~の秘密、ここにあり、です。