2013年8月24日土曜日

わっしょいループ

今日は町内会の夏祭り。

今まで大人の参加者が少なかったためしばらくお休みだった神輿担ぎに駆り出され、30年ぶりくらいにお神輿をかつぎました。

町内会のおばちゃんが久しぶりの本神輿の出動にとても嬉しそうで、目を細めながら、お神輿も喜んでいますよというものだから、しゃーない頑張るかとお父さんたち11名でわっしょいわっしょいと、子供神輿の先に立ち町内を練り歩きました。


ピッピッ!わっしょい!

ピッピッ!わっしょい!

ピッピッ!わっしょい!

ピッピッ!わっしょい!

ピッピッ!わっしょい?

わっしょい?わっしょい??

わ っ し ょ い???


おんなじ掛け声を繰り返しているうちに、なんとも言えずおかしくなってきました。

わっしょいってなんだ?

なんなんだ??

そう思いながらも、口ではわっしょいわっしょい。

どんどんおかしくなってきます。

わっしょいループです。

回数にして何わっしょい言っているか数えてみました。

1区画(約40m)で12わっしょいで、全部で2kmくらい歩いたので、計算してみると約6000わっしょい言ってました。わっしょいわっしょいと。

同じ言葉を連続して6000回も口にすることなんてありません。ましてやわっしょいなんて。

作家の五味太郎さんが「同じ言葉を繰り返すとしだいに言葉が分解されて意味のないものになってくる。そこにまたおかしみがある」みたいなことを何かに書いていたのを思い出しました。

そのとおり、最初は無意識で、次第におかしくなって、さらにそれも超えると不思議な高揚感すら出てきました。

わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい。。。


意味なんてなくったっていいのです。

何にでも意味を求めるからつまらなくなるのかもしれません。


ご苦労様でしたとビールを2本もらって帰りました。

いいわっしょい汗かきました。

午後からは夏祭り本番です。






2013年8月23日金曜日

土地を選び、技をみがき、心でつくる ~なめがた~

はじめて茨城の行方(なめがた)に来ました。

何度も来ようとしては日程が合わずに来られず、今回もなんと日帰りの強行でした。
仙台から片道350km以上と、なかなかでした。

それでも、やはり来て良かったです。

今回の目的はさつまいも。
事前に少しだけ予習をしていったのですが、JAなめがたのホームページが気合満点でした。
さつまいもそのものについて、ではなく、とにかく「焼き芋」に特化した話題が濃い、濃い。相当濃い。

その名も「焼き芋の話」。

でも、ホームページに載っているのは実は「焼き芋の話」の一部でした。

産地でお話を聞いたら、なんと部外秘の「焼き芋の話」本が作成されているのでした。それによると、「なめがた産サツマイモを美味しい焼き芋にするための取り組み」として、県農業研究所と一緒に何度も焼き芋の焼き方を試験し、「焼き芋マニュアル」まで作っているのです。

品種ごとの、さらには「8~10月の焼き方(新芋)」「11~3月の焼き方(短期貯蔵芋)」「「4~8月の焼き方(長期貯蔵芋)」と、季節別の焼き時間まで記載されていました。

他にもいろんな秘密が満載です。

これはもう、焼き芋のバイブルです。


実はこのJAの取組が、294名いるさつまいも生産者の信頼を勝ち得ている秘密のひとつでもあるのです。

JAなめがたの3地区の甘藷部会の連絡協議会の会長を努めている、さつまいも生産者の渋谷信行さんにお会いすることが出来ました。
とても穏やかでとても熱い方でした。

渋谷さんは何度も、「取り組み」という言葉を口にしていました。

おいしい焼き芋の研究も、新しい焼き芋の食べ方も、「でんぷんマップ」の作成も、最新の貯蔵庫、キュアリング方法なども、すべて、渋谷さんは農協の「取り組み」と表現していました。

よく農協は農協組合員のための、生産者のための組織だと聞きますが、まさにそういうことだなぁと思いました。

だから渋谷さんも真剣で、生産者の中で出荷時期など決められたことが守られていないことが分かると、294名の生産者全員の前で本気で怒るのだそうです。あんな穏やかな方だけど、怒ると怖いんだよと農協の栗山さんがこっそり教えてくれました。

渋谷信一郎さんと奥様の理恵さん。
渋谷さんの息子さん夫婦です。

なんと奥様、山形県川西町のご出身だそうで、ご実家でも僕達が作っているチラシを見ているそうです。この写真チラシに載せますよ!と言ったら嬉しそうに「実家に言わないで驚かそう!」とノリノリでした。

ここJAなめがたは、貯蔵技術も優れていて、昨年の芋が「熟成品」として、まだ普通に販売されています。
昨年10月17日収獲のもの。
もう、超熟成です。

一方では今年の新物も出荷中。
美しい。

早速今年の新物「紅優甘(べにゆうか)」を焼き芋で頂きました。
焼きたてで熱すぎなので絵がブレています。

この時期でこんなに甘いとは、ゆくゆく楽しみです。

この紅優甘、冷めても美味しい。
芋のまわりがこの時期で既に黄金色です。

ここJAなめがたでは、品種名べにはるかを「紅優甘」と名づけています。

このあたりも、渋谷さんが言う「取り組み」のひとつです。

JAなめがたのモットーは「土地を選び、技をみがき、心でつくる」。

今回の訪問で、それにほんの少し触れられたような気がしました。


今年は焼き芋についてしっかり勉強しようと思います。

部外秘の焼き芋バイブルを片手に。

2013年8月22日木曜日

おひさしマッコリ。

茨城は霞ヶ浦有機センターの鈴木さん、通称マッコリ鈴木さんが仙台まで来てくれました。

鈴木さんは、震災が起きて1ヶ月も経たない2011年の4月7日に、救援物資をトラックに満載にしてここまで来てくれたのでした。
下の写真はまさにその日のものです。
真ん中が鈴木さん。


今日はれんこんのお話で来てくれたのでした。

震災のあの日からさらに遡ること数年前に、一度仙台に来てくれたことがあって、そこでなんだかとっても印象的な時間を一緒に過ごしたのをぼんやり覚えています。

でもその記憶はなんだかおぼろげで、覚えているのは鈴木さんが山形出身だということと、「マッコリ」だけ。

それ以来どうしても「マッコリ」のイメージが離れなくて、今日も事務所に入ってきた鈴木さんへ思わず「おひさしマッコリ」と無意識にご挨拶してしまいました。

もちろん鈴木さんは間髪入れず「ご無沙汰マッコリ」と返してくれました。

しょーもなくてすみません。


今日は秋以降のれんこんの話、れんこんの交流会の話、さらにはちょっとニッチな、悪ノリ要素もありそうな商材の話まですることが出来ました。

そんな商材こそ、たくさんの人の支持を得るためには、とにかく情報が必要です、期待していますよって要望したところ、鈴木さんはもちろん任せてください!と胸を張り、自らハードルを上げてくれました。

だから、私も礼儀として、うちのアシスタントさんはなかなか的確で客観的でかつ切れ味も鋭いんだけどそこまで鈴木さんが言ってくれるのであれば、一同で期待していますよ!うーん楽しみだ!って、もうちょっとハードルを上げて差し上げました。

眼鏡の奥の優しい瞳が若干うろたえていたように見えたのは、たぶん蛍光灯の光の加減だったように思えます。


まあいろいろありますが、仕事は楽しいに限ります。

そんな作り手の気持ちが雰囲気が、出来栄えに必ずにじみ表れてくるのです。

最後にみんなで笑えるように、どうかくれぐれも、よろしくマッコリ。

2013年8月21日水曜日

観察力とブルームーン

地元の産直の会議があり、普段は全くやりとりのない生産者、柳生(やなぎう)の佐藤さんからいろんなお話を聞くことが出来ました。

佐藤さんはトマトやきゅうりなど果菜類を中心に作っている方です。

終始ニコニコしながら笑いながらお話をしてくれました。


大切なのは、観察をすること。

樹を見て根を見る。知る。

観察も技術。観察こそ技術。

つるが巻いてるな、葉水があるな。

それで、樹が、根がどんな状態か分かるんだよ。何を欲しがっているか分かるんだよ。

そのためには、朝晩とにかく見る。

特に夏は変化のスピードが早いから、気が抜けないんだよ。


そして最後に、何もしていないように見えるかもしれないけれど、そんなことないんだよと、穏やかに笑いながら言うのでした。

見えないものでも、分かるんだなぁ。

佐藤さんは宮城の産直生産者になって35年経つそうです。

今度、自宅で奥様がはじめた農家レストランに行ってみようと思います。

そこで、話の続きを聞こうと思います。


外に出たら、空の高いところに満月が昇っていました。
あと数日したらって昨日の日記に書きましたが、なんと今日が満月でした。

それも、今夜の満月は、数年に一度しか見られない「ブルームーン」という貴重な満月でした。

ブルームーンとは、1季節(春分・秋分・夏至・冬至で区切られた3ヶ月間を1季節というそうな)に満月が4回起こるとき、その3回目の月のことをいうそうです。

普通、満月は1年に12回見られるのですが、ブルームーンが見られる年は13回見られるのです。

次にブルームーンが昇るのは2016年の5月21日だそうです。


気が付かないだけで、僕たちは変化の連続の中にいるのです。

観察の眼を持つことで、同じことの繰り返しはなくなるような気がしました。

そしてきっと、僕達も、そんな目まぐるしい変化の一部なのかもなぁと思いました。


2013年8月20日火曜日

月下のスイッチョン

帰り道、スイッチョンが鳴いていました。

今日はじめて知ったのですが、スイッチョンは俗名というか方言のようです。

正式な名前は「馬追(うまおい)虫」というそうです。

今まで38年間、疑うことなく日々を過ごしておりました。

ずっと暑いのに、今夜は少し風が吹いていて、なんとなく空も高い。

あと数日で満月になりそうな月がけっこうはっきり見えました。

おまけにスイッチョンが鳴いている。

少しずつ秋の気配がしてきます。

スイッチョンの鳴き声に誘われて、ついついちょっとだけ寄り道してしまいました。

ナンコツの唐揚げと実家のナスのおろし和え。

実家のナスというところがいいですね。

いい季節になってきました。


2013年8月19日月曜日

悪ノリスイッチ

人は誰しも、気持ちのどこかに、子供の頃からずっと持っているイタズラ心があると思います。

僕はそれを「悪ノリスイッチ」と呼んでいます。

ちょっとしたきっかけで、僕のそのスイッチは押されてしまうのです。
その思いつきの瞬間がなんともたまりません。

それがまた、思いついちゃいけないタイミングで思いついてしまうから始末におえない。
豆電球がピカッと光る感じで、その光はなかなか消えてくれない。

まあせいぜい豆電球程度の思いつきですが。

事務所はシーンと静まって、キーボードを叩く音だけが響く空間の中、思いついてしまった素敵なアイデアをどうしても誰かに言いたくなって、小さな声で隣や向かいや斜め向かいの人たちに言ってしまうのです。

期待通りウケてくれる人もいるし。

期待通りの失笑をくれる人もいる。

なるほどなるほど、と感心されるという、さらに上行く反応をくれて僕を悔しがらせる人もいれば。

まっっったく通じない人もいて。

どんな反応もおしなべて嬉しいのですが、個人的には失笑がグッと来ます。なんとも言えない敗北感がたまりません(バカ)。


でも、そんなじっくり考えたんでは到底思いつかないしょーもないことこそ、案外おもしろいものになったりすると思うのです。

「悪ノリスイッチ」が最近全然押されていないなぁと思ったら要注意です。

きっとつまらなくなっている証拠です。

みんなもあるでしょう?そんなスイッチが。

涼し気な大人の顔しているけれど。


それにしても、ちょっと悪ノリしすぎたかもなぁ、来週の米なす。。。





2013年8月17日土曜日

ひまわりの丘


今年も、お墓参りの後に三本木のひまわりの丘へ寄りました。

僕たちは去年この畑を訪れた時よりも、一つ歳をとりました。

ずっとずっと前に、もう歳を重ねなくなった人がいます。

僕は一度も会ったことがないけれど、大切な家族です。

おかげで、僕も、娘も元気でいられるのです。

普段はそれと意識することはないけれど、毎年この時期は思うのです。

僕が親から伝えられたように、僕も娘にこれからゆっくりと伝えていきたいと思います。

おかげさまで、生まれてすぐに生死の境をさまよっていた娘も、今ではひまわりのように元気にすくすくと伸び育っていますよ。