マラソン大会に出る前にはせめて少しは練習するべきだと、まさに痛感しています。
それはともかく。
アグロイノベーションで印象的だったことをメモしておこうと思います。
2015年4月から、新たな機能性表示制度がスタートします。
そんな話を聞いてきました。
「多成分系素材」という言葉がキーワードになるらしいです。
「新たな機能性表示」には次の4つの特徴があるそうです。
・責任は、国ではなく「企業」。
・米穀のダイエタリーサプリメントを参考にした。
・科学的根拠をもつ
・安全性の確保
食品の3機能は、栄養、嗜好、健康維持、なのだそうです。
しかし、青果の機能性表示はまだ世界のどこでもやっていないことで、日本が初めて取り組むようです。
でも、相当難しいようで、まるごと青果の機能性表示は、さらに2年後になる見込み。青果はサプリのように含有成分(フィトケミカル:植物に含まれる科学的成分)がはっきりしていないから難しいのです。現在は青果まるごとの成分がどれだけ老化を防ぐのかを研究しているとのことでした。
これからは野菜の機能を必要とする時代になることは間違いないようです。
野菜の機能を、主に4つに分ける考え方を知りました。
・抗酸化力
・免疫力
・解毒力
・酵素力
その中でも特に大きなキーワードは「抗酸化力」だそうです。
世間の関心があるというあらわれでしょう。
その関心の理由は、みんなが高齢者になっているから。それも「元気な高齢者」に。なるほど、それ、よく分かります。
平均年齢(寿命)とは別に、健康年齢というものがあって、そこには大きな差があるそうです。
その差を見ると、男性は9年も寝こむ。女性なら、12年も寝こむそうです。寝こむ、というのは健康でなく過ごす期間ということだと思います。
その寝こむ期間を短くしたい。
出来るだけ元気で長生きしたい。
そのために、老化の大敵である「活性酸素」を減らしたい。
その元凶は、酒、タバコ、ストレス、肥満、不規則な生活・・・。
・・・。
書いているうちに、少し気分が沈んできますね。
これからは、どうせ食べるなら機能性の高いものを、となっていくかもしれません。
忘れていはいけないのは、普通の価格で毎日買えるかということ。さらには、安定した成分の含有量を、その野菜は果物は、維持できるか、ということ。
例えば、同じトマトでも、リコピンがいっぱい入っているトマトにしようかな、という感じでしょうか。
もし本当にそうなるとしたら、本当に理解が進むか、雰囲気に踊らされるか、どちらかだと思います。後者のほうが多いだろうな。バナナブームやトマトブームみたいにね。
情報発信、というか宣伝次第でしょうね。
世の中には宣伝や広告のプロフェッショナルの人がいて、誠実な情報発信もあれば、目くらましやごまかし、誇大広告、優良誤認がたくさんありますからね。
今日聞いた話、これからの仕事に、これからの自分の、家族の生活に大きく関わってくることだと思います。
理解することと、頭でっかちになること、それを区別しなきゃならんなぁと思います。
頭でっかちになると(けっこうなりがちな僕ですが)、すぐに騙されたり惑わされたり利用されたりしますからね。今はいろんな情報が溢れて溢れて止まりませんからね。
正しく素直でありたいと思います。
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