今からたぶん3年前。
真夜中の1時頃だったかな。2時頃だったかも。
誰とどんな飲み会の後だったか忘れましたが、それなりにほろ酔いでタクシーを探して県庁南側にある勾当台(こうとうだい)公園のまわりを歩いていた時のこと。
真っ暗なはずの公園が、やけに明るい。
公園のまわりには、地元テレビ局「KHB」(東日本放送)の車がたくさんありました。
近づくと、警備員が一人立っていたので何やってるんですかと聞くと、映画の撮影だという返事でした。
だから、公園の中には入れないのだと。
大したことないのだろうと思って聞いてみると、今、竹内結子がそこで撮影中だということでした。
映画のタイトルは「ゴールデンスランバー」。
仙台在住の作家、伊坂幸太郎原作の小説をオール仙台ロケで撮影した映画で、その翌年公開でした。
それ以来ずっと見たかったのですが、この前の日曜日、ようやっと見ることが出来ました。
あの時の公園の撮影は、あんなすごいクライマックスのシーンだったのか。
なるほどなるほど、だからKHBの車があんなにあったのね。
映画に出たわけでもないのに(当然ですが)、なんかちょっと嬉しくなったものです。
映画は、たくさんの伏線が効果的で、さらには知っている場所盛りだくさんで、かなり面白かったです。
登場人物達が、かつてのあたたかい時代を思い出しながら口ずさむ、ビートルズの「ゴールデンスランバー(黄金のまどろみ)」。
きっかけは、小さな事で。
とりとめもなく、芋づる式にいろんなことを思い出していきます。
いつか、こうして右往左往している落ち着きのない今でさえも、「黄金のまどろみ」の中で夢見る、あたたかい時代になるのだろうなぁと思うのです。
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