四国八十八箇所霊場の第七十五番札所でもある「善通寺」がある、善通寺市。
レタスはどうしても傷みやすい。
それが雨の直後なら尚更です。
でも、不安材料は雨だけじゃない。いろいろです。
だから、全箱、出荷前の点検をします。点検だけではなく、格付けもします。
生産者の中から選ばれた、生産者の中の生産者が、その責を負います。
善通寺レタス部会 部会長の安徳さんが今日の検査員でした。
各生産者が自己申告してきたサイズを、感触と感覚で瞬時に判別し、時には1サイズ落とすことだってあります。
聞くと、多くのレタスの出荷前点検は、どうしても抽出検査になりがちなのだそうですが、ここはいつでもどんなに出荷量が増えても、全箱点検にこだわり続けています。
そのため、善通寺のレタスはいつでも品質が安定していると、高評価なのです。
その高評価はブランドとなり、その価値は、他と一緒になってしまうと、悲しいほどぼやけてしまいます。
たとえば。
出荷するダンボールの印一つで、それは変わってしまうのです。
ただ欲しがるだけでは、貧しいのです。
弘法大師の生まれた善通寺の足元で、冬を目指してレタスたちは順調に育っていました。
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