僕は薬膳を、漢方薬を使った美味しくなくてまずくて苦くて味気なくて薬臭くて元気と食欲がなくなる料理だと思っていました。
しかし、それは誤解でした。
薬膳って、すごい。
こんなに美味しいとは。
こんなに、当たり前のことだとは。
これは、食品の機能性表示の法制度が変わる今年にもぴったりかも。
今日は野菜ソムリエの薬膳教室でした。
ブロッコリーの茎のいちごのマリネ。
輪切りにされたブロッコリーの茎は、生です。
美味しい。
ごほうとプルーンを赤ワインで煮たものです。
ブロッコリーのシードペーストをバゲットにのせて。
旬の食材のみなぎるパワーや、日本人の長寿遺伝子に働きかける伝統食材の発光色や乾物を取り入れることが、毎日を健やかに過ごすコツ。
薬膳は、病気の予防から未病、症状改善、病後の回復まで、トータルに養生していく、東洋医学を基とした日常食であり、薬にはない、自然治癒力を育てていく食養生法なのだそうです。
へぇ~!と思ったのは、風邪の時の生姜。
風邪の症状は日毎に変わっていって、最初は鼻水や咳だったのが、2日後には発熱になったり。
でも、風邪には生姜がいいと言って、高熱が出ている時も生姜を取り入れたらどうなる?
生姜は体を温める作用があります。
そう、逆効果になってしまうのです。
なーるほど。
その素材の特徴を知ることも、大切なことなんだと知りました。
食材には、体を温めるものと冷やすものがあり、「甘(甘い)、酸(すっぱい)、苦(にがい)、辛(からい)、鹹(しょっぱい)」の5つの味(五味)あるそうで、薬膳ではくした食材の特徴を生かし、季節の変化と体調に合わせて、食べるものを上手に組み合わせることで体調を整えるということを知りました。
食べ物の「温性」「平性」「寒性」、勉強になりました。
朝バナナは体を冷やす「寒性」なので紅茶と一緒に摂るといいとか。
ダイエットは4~6月が一番効き目があるとか。
「黒い食材」は抗酸化力が強いから、腎を活性化するとか。
「青い食材」は栄養価が高く免疫力をつけるから、肝を活性化するとか。
薬膳って、なんか知っているとお得な情報、という感じがしました。
また機会があったらじっくりお話を聞かせていただこうと思います。
勉強って楽しいなぁ。
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