昨年からサンネット産直になっているもう一つの産地、JAきたみらい、訓子府地区にやって来ました。
JAきたみらいはとっても範囲の広い農協で、サンネットではその中の一つの地区、訓子府(くんねっぷ)から特別栽培のじゃがいもと玉ねぎをいただいています。昨年は産直ツアーでも大変お世話になりました。
訓子府町を含む北見地区は、北海道の中でも降水量が特に少なく、日照量も多い地域ということもあり、減農薬で農産物を作るのに適した産地なのです。
ところが、昨年(09年)は、これから玉ねぎ・じゃがいもが大きくなるぞっ!という7・8月に、北海道ではありえない「梅雨」のような長雨・曇天が続き、養分を作る「葉」がやられてしまったのでした。そのため、大きく育たないどころか、今までこの地区ではかかったことのない病気にやられ、出荷量が激減してしまったのです。
減農薬玉ねぎ部会の平田部会長(写真左)は、「でもね、こんな苦しい状況の中でも頑張れたのは、東北のあの人たちが買ってくれるから、待っているからと思ったからなんだよ」、と言って下さいました。
北海道全道で数量が少ない中、一つの産地に限定して商品が集まるということは、特に今年はとても大変なことなのです。本当にありがとうございましたと謝意を伝えると、玉ねぎの平田部会長、じゃがいもの斉藤部会長(写真右)、農協の遠藤さん(写真中央)3人から逆に、これからも末永くよろしくお願いしますと深々と頭を下げられたのです。
800km離れた町ですが、農産物を通してもっともっと距離を縮められると思いました。
双方向のコミュニケーションを進めていき、今よりももっと「私の産地、私の消費地」と思えるようにしたいと思いました。
外へ出ると-16℃。
でも、とても暖かい夜になりました。
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