物事には光と影がある。
北海道から、ずっと取り組みをさせていただいている矢澤農園の矢澤部長が、肥料として使用しているかき殻の見学にはるばる来られました。
三陸海岸沿いにある南三陸町志津川(旧志津川町)は牡蠣の特産地なのですが、出荷時に発生する「殻」の処理の問題は必ずついてまわります。
かき殻の堆積場、粉砕工場を見る厳しい眼差しは、まるで犯人を追う刑事のそれでした。
志津川を後にした矢澤部長はポツリと、「どんな分野でもみんな目をつぶりたい、でもそむけてはいけない部分があるんですね。本当はそこが一番大変なんだな」と漏らしていました。
物事にはどんなものにも光と影がある。
いろいろな経験をされている矢澤部長が口にした言葉は、出来上がったものだけに目を向けがちな、私も含めた消費者への警鐘のように感じました。
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