2016年5月27日金曜日

出雲のデラウェア


島根のデラウェア。

ここも1年ぶりです。

今日は朝5:30ホテルを出発し、選果場へ行きました。

驚きました。

厳しさに。


生産者の中から選ばれた検査員が、集荷場に集まったぶどうをすべて検査するのです。

色や房のなり、形などなど。

生産者自らが、自分たちのぶどうの等級の最終判断をするのです。


個選共販なので、生産者がそれぞれ等級を選別し申告するのですが、場合によっては、等級が下がることもあります。

逆に上がることだってあります。

あ、夕張と一緒だ。

自分たちのブランドは自分たちで作る。

その厳しさが一流産地のゆえんです。


生産者は、検査中は選果場の中へは入りません。

自分たちのぶどうがどう評価されるか。

遠目から見守ります。



集荷場をあとにし、ぶどう畑へ。

見事に鈴なりです。

島根のデラウェアの合言葉は、「粒張りのよいゆる房づくり」です。

それが、味を、品質を最上級に高める秘訣なのです。



いよいよシーズンスタートです。




2016年5月26日木曜日

1年ぶりの島根 ~益田のアムスメロン~

1年ぶりに、やってまいりました島根県。

益田のアムスメロンです。

昨年初めて食べて、おいしくてびっくりしました。

今年は4L中心の5L、3Lというサイズの順だそうで、大きい傾向です。

アムスメロンの糖度は他のメロンよりも高めですが、ここではしっかり光センサーで最低基準が決められています。

でも、糖度が高いから美味しいというわけではなく、果肉の質、食感、味の深さでしょうか。

今年は去年よりも少し遅目に来ました。

でも残念、出荷は来週月曜日からだったので、食べることは出来ませんでした。

美味しいのが届くまで待とうと思います。

ハウスに入って、すぐに見つけました。

元気に(?)、ハウス中でぶら下がっていました。

釣り玉で育てることを「立体栽培」といいます。

ハウスの面積を効率よく使えることに加え、光がよくあたりおいしくなるのです。

葉っぱの状態もいい感じ。

トゲトゲが出ているのは水が少ない証拠。
空気中の水分を吸収しようと、メロンは必死なのです。

今はもう水を徹底的に切って育てています。

葉っぱがこのように枯れたようになると、もう収穫時期ですよ、ということ。

葉っぱが栄養を作りメロンへ養分を送る役割が終わったということです。


とっても楽しみです。




2016年5月20日金曜日

木造の小玉すいか(と土偶)

青森県つがる市木造。

木造は「きづくり」と読みます。

昔、木造高校が甲子園に出場した時、NHKの実況アナウンサーが「もくぞう高校」と読んで地元の人がずっこけたという話を、かつて木造出身の小笠原さんに聞きました。

小笠原さん元気ですか。。。

時間があったので、木造駅に立ち寄りました。


!!!


駅の上に土偶が!

というより、土偶の下に駅が。


ちゃんとJRです。

秘密のケンミンSHOWに認定されたそうです。

そりゃ、されますわ。

遮光器とは、サングラスのこと。

このような目の土偶は珍しいそうですが、申し訳ないのですが土偶そのものが珍しいので、遮光器と言われてもおおおお遮光器かすげえや!とはなりませんでした。

以前は列車の発着時にこの土偶の目が赤く光ったそうですが、子供たちが怖がって泣くということから今は光っていないそうです。

この目が夜に赤く光ったら怖いよな。。

。。。

そろそろ時間になりました。

そんなわけで、小玉すいかです。

ここで作っている小玉すいかは「ひとりじめ」。

2年前からお世話になっているのですが、今回はじめて訪問しました。

美味しい理由、たくさん聞いてきましたよ。


生産者の野呂さん。

真っ白な歯が眩しい。


それにしても、土偶のインパクトが強すぎました。

ここのすいかを食べるたび、思い出すのは土偶の駅か、それとも。。。

小笠原さん、元気かなぁ。。。





日本最古のりんごの樹


明治11年というと、1878年。

今から、、、138年前です。

個人の畑にあり、園主さんのご厚意で公開されています。


樹齢138年のりんごの樹。

天然記念物です。

枝ぶりがすごい。。

品種は「紅絞(べにしぼり)」。
聞いたことがありません。

園地内に、あと1本の紅絞と、祝(いわい)があり、合計3本。

まだまだしっかり実をつけるそうです。
その数なんと、7000個だとか。






2016年5月19日木曜日

僕達のりんご畑 ~弘前~

岩木山の麓に広がる、僕達のりんご畑。


仙台から車で4時間。

同じ東北地方ですが、仙台からなら東京の方が近い。

津軽はけっこう遠いです。

出来る限り通おうと思います。


そろそろ、初夏の始まりです。








2016年5月14日土曜日

祭りのあと



今日はコミュニティの総会と、特命チームの打ち上げ。

そして、青葉まつりの初日。

今日までの1週間は、濃い、濃い、ぐったりするほど濃いものでした。

仕事で、ではありません。

いろんな人の思いが交差して、みんないい方向に進もうとして、こんがらがる。

特に、利害関係もなければ仕事でもないからまた難しい。

きっとこれもいい経験。







2016年5月12日木曜日

再会


僕が初めて海外出張に行った時一緒だった方と、また一緒に仕事をすることになりました。

彼は数年前にその会社を辞めて、その後はほとんど会うこともなかったのですが、縁あって再会することが出来ました。

まずはNZで。

そして、今日、渋谷で。

課題は山積みですが、彼となら、きっと目指すところへたどり着けるような気がしています。

それにしても、縁って不思議なものです。

世間は狭いねっていう言葉を聞くことがありますが、僕たちはたくさんのつながりの中にいて、気がつくタイミングっていうのがあって、さらには目指す方向や場所が同じだと、自然と引き合うのだと思います。

世間は狭いねっていう言葉は、紛れもない「実感」なのです。

つながりって不思議で、最高にエキサイティングです。






2016年5月2日月曜日

桜はずっと咲く


桜は、かつては剪定をしないものでした。

「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」という言葉があったほどです。

桜切る馬鹿の意味は、切り口から最近が入り桜の木をダメにしてしまうことが多いことからだそうです。

ソメイヨシノは樹齢60年くらいになると花の数が減り、弱くなっていくのが一般的なのですが、弘前城を囲むソメイヨシノは、60年をはるかに越す樹が多くあるそうです。

それは、りんごの剪定技術を桜の管理に取り入れたからです。

枝の切り口に炭を塗り、病気の侵入を防ぐ方法もりんご栽培からの知恵なのです。

樹には、枝を切ると植物ホルモンが変化して、新たに若い枝を伸ばすという性質があるため、剪定をすることで樹は若返っていくのだそうです。

だから、60年を過ぎても、年老いることなく、桜の木は毎年毎年咲き続けていくのです。


ちょうど桜の花が満開だった頃お見舞いに行った大叔父が、亡くなりました。

告別式で、20代後半の孫が、じいちゃんに教えてもらったことを胸に立派な商売人になると言っていました。

桜の花が、きっと来年も咲くように、おんちゃんの言葉は、褪せることなく、老いることなく、ずっと残っていくのだと思います。