もう締め切り間近なのに行けてなくて、今日となってしまいました。
今にも雨が降りそうな雲行きの中、稲刈りの追い込み中だと思ったので、10分だけ時間をもらいました。
伏見さん。
たった10分でも、この笑顔。
伏見さんの笑顔を引き出すには、ちょっとしたコツがあります。
それは。
ナイショです。
日曜日なのにすみませんでした。
ここ丸森は仙台から1時間半近くかかるので、そのまま帰るのももったいないので、ちょっと散策することにしました。
町のちょっとはずれに、城跡がありました。
丸山城と書いてありますが、本当は丸森城というそうです。
ちょっと調べてみたら、伊達政宗のおじいちゃんのお城のようです。
まさに、兵どもが夢の跡、という感じでした。
かしの木の下で、という歌を思い出しました。
城を跡にして次は山道に向かいました。
車がほとんどすれ違えないような細い山道を10km。
途中で引き返そうかと思うほどなワインディングロードを、心細くなりながら奥へ奥へとすすみました。
すると唐突に道が広くなり、視界が開けました。
集落がありました。
筆甫は「ひっぽ」と読みます。
「へそ大根」という凍み大根の産地です。
田んぼは黄金一色でした。
いよいよ、雨が降り出してきました。
台風18号の影響のようです。
途中の直売所で甘酒を頂きました。
おばちゃんに聞くと、この町には日本の棚田100選に選ばれている棚田があるそうな。
ちょっと行ってみることにしました。
ちょっとと言っても、来た道10kmを引き返し、さらに違う方向へ20kmくらい走ったかもしれません。
ほぼ稲刈りは終了していました。
また来年、田植の時にでも来てみようと思います。
さらに山奥へすすむと。
無人駅がありました。
ここで降りてどうするんだろうというような立地に、その駅はありました。
あたりには人家はなく、誰のための駅なのかしらと思いました。
駅員もいなければ、客もいない。
完璧すぎる無人駅でした。
でも、なんだかそこここに生活感を感じるのです。
きっとここはこの近辺の人達にとっては、昔も今も、大切な結節点なのだと思いました。
ここのところ落ち着かない日々が続いていて、記録しておきたいことがたくさんあるのに、メモすら出来ていませんでした。
大きな出来事の隙間隙間のことは、きっともう引き出しの中でごちゃごちゃになってしまっていると思います。
少しずつ引き出しの中を整理しながら、残してきた写真を手がかりに、その時々の日付でさかのぼっていこうと思います。
と言いつつ、明日から東京です。
台風大丈夫かな。